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昨日の続き・・・

を書こうと思ったけど、一晩寝て頭が冷めたらもうどうでもよくなった(^_^;)。いまの日本ではとりあえず、なるべく警察に捕まらないよう生きていくに越したことはない。捕まったが最後、何の身に覚えがなくたって最悪の場合、死刑まである。僕が復讐感情の抑制装置としての死刑の存在を認めてはいても、制度としての死刑になお懐疑を持っている最大の理由は、要するにこの国では構造的に、いとも簡単に冤罪の捏造が可能なことにある。

精神病質らしき人間を助けるために、自分の命を楯にした警官がいることに安心してはならない。確かにああいう気概のお巡りさんがまだいたことに、僕らはどこか救われる思いもするが、恐らくそういう自己犠牲の精神も厭わぬ警官は、現場には案外いる。自衛官だって消防隊員だって、災害救助や現場の一線に立っている人間の中には、本当はそういう人はけっこういると僕は信じている。

問題は組織だ。特に警察のような冗談みたいに階級社会の揺るがない組織では、たとえばあの殉職したお巡りさんのような人が、何かの捜査過程や日常業務において、これはちょっとおかしいんじゃない? と、自分の良心的に疑問に感じたことを、上層部に何かもの申すなんてことは絶対に出来ない。そうしたらその人は即座にその業務から外されるか、悪くすれば辺地の交番勤務に回されて、いわゆる出世の道も断たれる。早い話、組織を批判しない人間ばかりでメインストリームが構成されている組織は、腐り始めれば際限なく腐る。いまの司法は警察ばかりでなく、検察も裁判所も、そういう構造になっている。

これが私企業なら、まだ社会に与える被害は少なくて済むかもしれないが、司法が腐れば国の根幹が揺らぐ。極端な話、どれだけ犯罪者みたいな政治家が、国政の中心にいたとしても、司法さえしっかりしていればまだ希望は残る。ではその司法が腐らないようにするにはどうすればいいかというと、国民が監視し続けるしかない。とはいえ、相手は国家機構の一部。あまりに巨大だし、腐り方も巧妙だから、監視といったって、一般の国民が簡単に気づくような機会はない。だからこそ健全な批判精神を持ったジャーナリズムが、その役目を代わって行なわねばならないのだ。逆に言えば、何かやましいことを抱えながら国政を壟断したい側の人間は、必ず司法とマスコミに手を入れたがる。

その視点を念頭に、この数年の政府が提出する法案などの動きを見れば、なかなかわかりやすくなることもあるのだが、それはいずれまたの話ということにして。今日はこれから小説の続きにかかる。一応、本日目標30枚。進むかどうかは、また明日の報告を待て。

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コメント

明日の報告はええですから、早く戦国仕上げてね!
読者より・・・・・

いくら客が来なくて暇だからといって、営業時間中に店のパソコンからネットに書き込む癖はやめましょう

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