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2007年5月

天気も異常

仕事がのっぴきならず(年中こんなこと言ってるが)、ここ数日は思うように自転車に乗っている時間がない。昨日は雨も降ってないのに、ついに自転車に乗らなかった。こうなると自転車に乗れないことが気になって一日ストレスを感じるわけで、もともとストレス解消の意味合いも持っていたはずの自転車が、新たなストレスの種になりかけている。本末転倒。

今日は夕方から無理矢理仕事に中断を入れ、小1時間ばかり近所の山の麓一周コースを走ってくる。40分ほど走って、八日市に戻り、山裾の地蔵さんの前で小休止がてら煙草を一服していたら目の前で車が停まった。誰かと思ったら茶屋の桝吉である。「今日はどこ走ってきはったんですかあ?」と、にこにこしながらのんきな声をかけてきた。こういう感じは『続戦国』に登場してくる桝屋吉兵衛のキャラの通り。親方などには「あの吉兵衛は殺してください。できるだけ残忍な方法で」とか頼まれているが、多分吉兵衛は最後まで生き残る。さすがにようやく、おおよその最終構想は固まってきた。それでも素直に筆が進まないのが問題なのだけれど。

このところ、晴れた日に外を走っても滅多に汗をかかない。良く言えば爽やかな天気が続いているとも言えるし、自転車乗りにとっては有り難い気候ではあるが、もう6月になるという頃の晴天としてはどうなのだろう。自転車で風を切っていると、むしろ寒いと感じることさえある陽光なのだ。6月っつったら、高校の頃なら半袖のシャツに衣替えしていい時期だが、いま半袖で自転車に乗ったら確実に風邪をひく。雪の少なかった今年は冬だけでなく、夏場にかけても変な気候が増えるのかもしれない。

異常なのは天気ばかりではない。

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白昼、侍に会う

この数日、妻の体調が崩れ気味。週明けにはよく咳き込むようになり、昨日は朝の送迎を終えた後、昼休みの間に近所の病院で抗生物質と鎮咳薬を出してもらって飲み始めたが、何とその直後、午後の送迎中に激しく咳き込み始め、それからほとんど声が出なくなってしまった。

というわけで今日の彼女は、体調不良を理由に仕事を休んでいる。彼女自身は悔しがっているが、こればかりは仕方がない。病をおして無理に仕事をしたって、迷惑がられこそすれ誰も喜ぶはずなどない。徹底的に休息を取り、短期間で復帰できるよう専心するのも仕事のうちだと妻には諭し、動くな、テレビ見るな、ソリテアするなと厳命して、ぶうぶう言い続ける妻が蒲団の中に潜り込んだのを確認してから、自転車で外に出る。だって今日も爽やかないい天気で、絶好の自転車日和なんですものっ(^0^ヘ

今日も出来れば30キロぐらい走りたいと、安土を抜けて今回は西の湖を西へ回り、八幡方面に向かう。目指すは八幡山の麓、日牟礼神社の近くにある喫茶店だ。この一帯はいわゆる八幡の美観地区で、かつて関白秀次が開いたという城下町の風情が、ほんの一部だけだが残っている。一応この辺りは滋賀県の観光スポットでもあるから、平日なのに神社前の駐車場にもそこそこ人出があるのは、そう珍しいことでもない。

自転車で駐車場を通り抜ける時、その人出の中に薄汚れた赤いTシャツを着た格闘家の角田みたいな男がいて、誰かとハンディトーキーで何やら連絡を取り合っていたが、誰か今日は偉いさんでも来てるのか? と、一瞬思ったものの、まあ僕には関係のない話だと、そのまま神社前の堀端にある道を自転車で通り抜けていった。が、彼が何者であったかは、その数秒後に判明した。

瀟洒な建物に挟まれたその細い道を突き当たると、左に曲がる。すぐそこに堀にかかった橋があり、目的の喫茶店はその橋の向こう側のたもとにある。何気なく、その突き当たりの道を左に曲がったところで、僕は思わず急ブレーキをかけてしまった。橋の上に侍が2、3人、立っていたからだ。

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新聞の集金かと思ったら

夕方、自転車の外回りから戻ってきて家に入り、まだ仕事から戻っていない妻の代わりに洗濯物の取り込みなどをしていたら、ピンポーンとドアホンの音。室内でドアホンの受話器を取り、はいっ? と答えたら「A日新聞ですう」という声。

ちなみにうちはA日新聞を取っているので、すわ、新聞代の集金かと、札束を用意してドアを開けると、おとなしそうな顔をした青年が立っていた。ああ、おいくらでしたっけ? と、こちらが札束をめくり始めると、「いえ、今日は集金じゃなくて」と言う。

はあ? と聞き返すと彼は、「いえ、こちらの皆さんには、ほとんどうちの新聞を取っていただいてまして」と続けた。こちらの皆さんというのは、僕が住んでいる『太陽の庭』住宅群のことであろう。「ですから、こちらもつい、それに甘えて読者の皆さんへのサービスなどをあまりちゃんとしていなかったかもしれなくて」

……はあ? 札束を握ったままきょとんとしている僕を見て、彼はパンフレットのようなものを手に、さらに説明を試みようとした。

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今日は32km。

久々に天気良好。夏ほど照りつけるような太陽ではなく、風もほとんどなく、爽やかな春の好天という日和。

こんな日に黙っている手はないと、早速昼前から自転車でお出かけ。八日市から安土を抜けて、西の湖の畔にある喫茶店を目指す。ここは店内完全禁煙で、ランチタイムにはどちらかと言えば、ご近所の奥さん相手のような上品なメニューしか出さないが、テラス席は喫煙自由であり、しかも湖の上に少し張り出しているので、でかいパラソルの下のテーブルで原稿を書けば、気分はちょっぴりヘミングウェイ

……のはずだったが、店の前まで行ったら定休日だった(T.T)

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一呼吸して、また愚痴る

水曜に小説を送り、次の原作の〆切が金曜ということで、担当G女史から再三の電話で、漫画家さんのスケがかなりきつくなってるので、必ず今度は金曜にあげてくれと頼まれていた願いも虚しく、その原稿を上げたのがさっき(-_-;)

実を言えば昨日までなあんもアイデアが思い浮かばず、連載も300本を超えると本当に何やっていいかだんだんわからなくなってくる時もあるのだけれど、まあそれでもどうにかこうにか。思いついた途端に書き始めて、実質今日の朝から半日くらいで書いてしまった。

上がった原稿をG女史は面白いと褒めてくれたが、急いで書いた原稿は、自分にとってはいつもどこか不完全燃焼な、やり残し感がある。この感覚が嫌なので、なるべく時間の許す限りは手元でこねくり回したいのだけれど、連載物は現実的にそうも言っていられない事情もある。

で、そんな時は同じ雑誌に載っている他の作品を見て、ま、こいつよりはマシだろう、とか自分で勝手に慰めて何とか精神的安定を保つ癖がついてしまったのだが、これを略して自慰という。いずれにしろ、いまの掲載誌で自慰を行なうのはあまりにレベルの低すぎる話だということはわかりきっているのだが、何だか最近疲れてきているなあ。以前はもう少し、いつも上を見るようにしていたはずなのだが。

G女史からは、僕の携帯に何度催促しても一向に返事がないと見るや、自宅の電話に朝から2本電話が入っていたのだが、それを見越して僕は外に退避していたので、2本とも留守電にメッセージが入っていたのみで、僕は直接話さずにすんだ。ようやく昼過ぎに原稿を送ったので、その後かかってきた電話には、一応出ることが出来た。

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30%?

小説の方の原稿、いまさっき、ほぼ2ヶ月ぶりにやっと次の50枚ばかりを編集部に送る。

取り立ててスランプというわけでもなく、原作の方が忙しいと言えば忙しいものの、それも単に仕事が遅いだけだから、まあ去年の状態とそんなに変わらないのだけれど、クライマックスが近づけば近づくほど、足はぬかるみに入ったように、なかなか話が前へ進まない。この期に及んで、あれもやりたい、これも説明しておきたい、などという欲が、いろいろ出てきたせいだろうか。

これでもう、書き上げた原稿は200枚くらいになっているのだが、これでも僕の構想としては最終巻のまだ30%くらいにしかなっていない。本当に大丈夫なのか。去年の出版から1年以内に出せるかどうかより、この巻で全部話が収まるかどうか、そっちの方が不安になってきた。ちなみに僕の周りの読者は誰一人、収まるとは思っていない。ふん。そんなにこの話を長引かせて何か楽しいかっ?

今日は埋め草的に、最近テレビ関係で見ているドラマについて、思いついたことを幾つかメモ。なので、興味のない人はスルーして結構。

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ふりまを終えて、妻、憤慨す

昨日の日曜、八日市では市役所の駐車場を開放して、フリマのイベントをやっていた。

数年前まで、僕はフリマがフリーマーケットの略だとはまったく知らなかった。時々妻が、彼女の友人とフリマがどうこうとか口にしているのを小耳に挟んで、何か新しいブリッコ系のファッションスタイルの名前かと思っていたくらいだから、もし『ハネるのトビラ』の短縮言葉列車みたいのに乗せられて、いきなり「ふりま」とは何の略かと聞かれたら、思わず「不倫マーケット」くらいのことは口走ったかも知れない。

いまは大丈夫。「ふりま」なんて問題が出たら、即座に「ふりーまーけっと」と答えられる。なぜなら妻は、お隣のHさんの奥さんとコンビを組んで、八日市のフリマの常連出店者になっているからだ。で、昨日も朝の9時前からカーゴに積んだ荷物を搬入し、午後3時頃まで半日売り子をなさっていた。

だが去年は天気も良く、半日もいればちりちりに日焼けしそうなほどの陽気だったが、今年は空が晴れたり曇ったり、いまいち態度がはっきりせず、おまけに風が強くて気温が実際の温度以上に冷たく感じる。そのせいか、今年は去年に比較すれば明らかに人出が少なく、広い駐車場を見渡しても、来場者より出店者の数の方が多く見える。ま、僕はちらっと数分間、覗きに行っただけなので、全体の傾向は知らないけれど。

ふりまは3時に終わったので、撤収やら何やらいれても30分もかかるはずはない。僕は2時前に妻の店を覗いた後、母のホームへ慰問に行っていたので、4時過ぎには家に戻ったのだが、妻の姿は家になく、どこに行ってるのかと思いながら仕事場で作業をしていたら、6時過ぎに「ただいまあ」という声が聞こえた。

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手拭いにハマり

多忙中につき更新不如意。そんな中でも相変わらず自転車にだけは毎日乗っている。

昨日も1時間ばかり、距離にして20キロほど走ったが、最近、天気がよい日はだんだん暑さも紫外線もハンパでなくなってくるので、とりあえず生まれて初めて日焼け止めクリームなるものを購入、使用するようになってしまった。もともと僕は日焼けを気にする性格ではなかったのだが、高千穂さんの本に年を取ってからの紫外線対策は重要と書かれていたため、じゃあやっぱ日焼け止めも必要かという考えになったのだ。

ただし顔や首の日焼け対策を考えると僕の場合、ある切実な問題が浮かび上がる。すなわち頭部はどうすればいいのだ?

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