わたきょーの最終回は・・・
どこのテレビ情報を見ても、今期のドラマは完全惨敗で、成功したドラマは何もなかったという評判である。そうかな。僕はけっこう今期はいろいろ楽しみなドラマはあるのだが。
もっとも僕の感覚的には、最近の高視聴率ドラマというのは名実共に最低なドラマを意味することが多いから、僕の気に入ったドラマの視聴率が低くても、そのこと自体はそれほど気にならない。たとえばアメリカで高視聴率を取ったドラマというのは、確かにさもありなんと唸らされるドラマであることが多いが、日本の場合はまったくと言っていいほど、視聴率があてにならないのなぜだろうと、時々考えさせられることがある。最近、その一つの解に思い当たった。そうか。僕はアメリカ人だったんだ。
もっとも、いまWOWOWでやっている『コールド・ケース』のようなドラマは、僕は何度か見たけれど、アメリカ製ドラマにしては異色と言っていいほど、内容の薄っぺらい刑事ドラマである。ラストシーンでは必ず、逮捕された犯人や被害者の現在の姿と、数十年前の若い時代の姿をオーバーラップさせて、当時の懐メロをBGMにしながら感傷に浸らせようというあざとい演出がなされるが、あれはほとんど事件解決の後、サングラスをかけて夜道を歩く渡哲也の歌を聴かせるのと同じくらいのお約束で、そんなもんに3分も4分も時間かけるくらいなら、もっと本編で緻密な話を作っとけと言いたい。ま、そんなことはともかく。
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