朝からヤマケンサンバ。
徹夜明けの6時過ぎ。テレビをつけたら「くらま」で時々出会うマンドリン奏者のYさんに似ているヤマケンさんがキレまくっていた。
それは新聞記事の見出しをネタに時事論評する彼のコーナーだったのだが、どこかのスポーツ新聞に「みのもん参院選出馬?」みたいな記事が書かれていて、みのさんがあべちんから直接要請されたとか。よくよく話を聞けば、みのさんのラジオ番組にあべちんがゲスト出演して、その席で参院選出馬を誘ったとかいうことだから、そんなもの誘った方も誘われた方も本気でどうこうという話ではないと思うのだが、ヤマケンさんは、年金やら何やらで国会もがたがたしている時に、のんきにラジオなんか出とる場合かっ、と叫んでおられたわけなのだ。
でまあ、ヤマケンさんは返す刀で、いくら人気が落ち目だからって参院選で票を取るためにいろんな有名人に声をかけて立候補させたりしやがって、姑息にもほどがあるっちゅうもんやが、こんな男の口車に乗って選挙に出る方も出る方だと。ましてみのがそんなこと言われてまんざらでもなさそうなことを言ってたなら、権力に対峙するのが本来の報道人の役割なのに、権力にすり寄って嬉しそうな顔してどうする、こんな奴、報道人の風上にもおけん! というような内容の言葉で、まともに裏番組に出演中の司会者のことを攻撃されておられたのは、おお、さすがにヤマケンさん、恐い物知らずやなあと感心はしたものの、一つ異論を唱えさせてもらえば、みのさんを報道人だなどと思ってる人は、少なくとも大卒以上の人にはほとんどいないのではないかと思うのだが、どうだろう。
チャンネルを変えると、まさにそのヤマケンにぶちきれられていたみのさんが、肉屋の社長に向かってぶちきれていた。パネル芸人らしく、例のミートなんとかの社長が消費者にも責任がある、と言った発言をでかでかと書いたパネルをバンバン叩きながら、「もう開き直りだよね、これは。とんでもない野郎だよ。自分たちが肉の偽装表示をして、それを消費者が悪いなんて、開いた口がふさがらない」とまあ、発言内容はうろ覚えなので正確ではないけれど、こんな内容のことをおっしゃっていた。ご立派。社会はいまみんな、誰かが誰かに対してぶちきれたがっている。その意味ではヤマケンさんも、このみのさんと同類であろう。立っている場所は月と火星くらい違うと思うが。
ちなみにみのさん、ほんの数週間前くらいだったか、同じ番組で年金問題を扱ってた時に「結局、この年金問題、誰が悪いのか? 歴代の厚生大臣とか、内閣とか、政治家も悪いでしょう。でもね、一番悪いのは国民ですよ」などとおっしゃってて、案の定、一部の人々のブーイングやら顰蹙やらを買っていたものだが、これは仲のいいあべちん可愛さに、彼を掩護するつもりで言ったんだろう。もしかするとあべちん自身がそう言ったのを、みのさんが聞いていて、そうだそうだと同調していたら、つい漏らしちゃった、ということかもしれないが。
ただ、この発言に関しては、僕は珍しくみのさんは正しいことを言ったと思っている(^_^;)。多分意味合い的には、別の銀河くらい違うと思うけど。
たとえば、いま社会のあちこちで、日本人の知性、道徳観、体力が劣化したとしか思えぬような事態が目に付くようになったのは事実だと思うし、その意味であべちんに代表される痔民党的な人々が、これらを問題だとことあるごとに言ってるのは正しいと思う。それと同じ。ただし、それを主に声高に主張されているのがあべちん始め痔民党的な方々である場合は、僕の場合、盗人猛々しい、という言葉が頭に思い浮かぶだけだ。よくて説教強盗の類というか。それでもこういう方々に国政をずっとお任せしているのは結果的に多数の国民ということになる。だからいままでもそうであったように、今後も何度でもこの手の問題が繰り返し現われてくることは、予想するまでもない。それを承知でお任せしてるんだから、それは国民の責任と言うしかないだろう。その意味でみのさんの発言は正しい。いや、そんなこと承知はしてなかったというなら、本当に日本人の知性が劣化しているとしか言いようがない。
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