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0時起床(´ヘ`;)

今週はベタハード。昨日は仕事の遅れもあって〆切が3本重なり、結局どれもあがらずに玉砕。つっても、原稿あげない限り、原稿から解放されることはないので、とにかく一日中パソコンと向き合っていたが、夜の10時頃に頭が朦朧としてきてろくなことを考えられなくなり、とりあえずリビングで仮眠。妻が耳元に置いていてくれた目覚ましで0時過ぎに起き、1時頃までぼうっとした頭が使い物になりだすのを待って、最近24時間営業のマクドへGo! 5時過ぎまでコーヒー飲みながら仕事した後、家に戻ってきて、またしばらくぼうっとし、再び仕事にかかろうとして、ちょっとその前にこんなところに立ち寄っている。

一応、現時点での目算としては午前中に「なみだ」を仕上げ、午後から夜にかけて「TASUKE」を仕上げ、シナリオが2本手を離れ次第、小説の続きにかかる予定。あくまで、「予定」だが。最近、妻ともども週末を晩酌ナイトと称して、週末くらいはゆっくり酒を飲む時間を作ろうと心がけているものの、この2週間ばかりはそんな余裕さえない。もしかすると、このまま夏まで突っ走ることになるかもしれない。

そんなわけでここの更新もままならないが、せっかくなので最近見た映画の感想などをちらっと。

先週、かなり久しぶりに映画館まで出かけて観たのが『300!』。テレビの予告編を見てどうしても劇場に行きたくなり、妻が仕事に出かけている間、一人で見てきた。物語は古代ギリシアの都市国家スパルタの史実に基づいたアクション映画。

この欄で何度も書いているとおり、僕の個人的嗜好として、物語の最「もえ」パターンの一つに、少数対絶対多数の戦いというのがある。ギリシアに攻め寄せてくるペルシアの大軍、その最前線で敵を食い止めた、英雄レオニダスに率いられたスパルタの兵士たちの物語。敵と味方の兵力の差が「もえ」度を高めるとすれば、この数差たるや300人対30万! なんと千倍の敵を相手にするという意味では、これ以上に「もえ」度の高いドラマをかつて見たことがあっただろうか。大坂の陣だって豊臣方に対する東軍勢力は、せいぜい2~3倍程度だったはずだ。このときのスパルタの戦いに比べればぬるいと言わざるを得ない。もう、このシチュエーションだけで僕は「もえ」まくっていた。

はっきり言って、内容的に大したストーリーがあるわけではないのだが、この映画の目的は内容ではない。映像はすべてCG処理された、特殊な風味のある画面だったが、逆にそれが神話の世界を見ているような感覚に導いてくれる。そしてスパルタの男たちの肉体美。一言で言えば、もう全員ラオウ。こいつらが強いの何の。描かれている戦闘シーンは血みどろで残虐極まりないのだが、ある種爽快ささえ漂う殺戮の嵐。いやあ、皆殺しって何だか気持ちいい。これはつまり、そういう映画だ。よくできた怪獣映画だとでも思って見に行けば、それなりに楽しめる。

一昨日の木曜は『わたしたちの教科書』ラス前。若年認知症の旦那のエピソード以外は、おおむねよくできた展開できている。特に裁判シーンにおける用語や手続きの場面は、下手な弁護士ドラマよりちゃんとしている。先週だったか、役者さんの名前は知らないが、国語の先生が法廷で初めていじめの存在を認めるシーンなどは、こちらも見ていて思わず一緒に鼻水をすすってしまった。が。確かめてないけど、多分あと1回で終わるのだとすれば、ここに来てまたまた物語は急展開。風吹ジュン演じる副校長の意外な人間性が明かされてくる場面で、え~っ? ちょっとそれは、どうだろう。と思わせられた。

簡単に言ってしまえば風吹先生も別に悪人ではないんだよというところだろうが、それは何だか話を早くまとめるためのご都合に思える。息子が人を刺したという設定がでてきたあたりから、何となくクライマックスの雰囲気は予想がついたのだが、これ、物語のテーマが前半の頃から少し分裂してきてないか。何より、僕が当初から一番気になっている、管野美穂の動機自体が、どうもこの展開では最後まではっきり説明されないような気がしてきて、それではやはり中途半端に終わらざるを得ないのではないかという危惧の方が、いまは大きい。

ま、現代の問題に斬り込もうとしているという意味では、どうでもいいホれたハれたの話よりは遙かに好感を持って見ているけれど、こちらが当初期待していた魂に響くような力を持ったドラマ、とまではどうやらいきそうにない。惜しいけれど、まあ、こんなものか。残念半分、安心半分。

WOWOWで録画しておいた『日本沈没』。日本人はやっぱりこういうスペクタクルの脚本を書ける人っていないんだろうな。緊迫感のかけらもない展開と会話がだらだら続き、もしこれ映画館に行ってたら僕は妻に、日本が沈没し始めたら呼んでくれと頼んで、ロビーへ煙草吸いに出かけてしまったと思う。結局半分も見ないうちに、見る気力の方が沈没。消去。

スペクタクルと言えば、『ポセイドン』も見た。リチャード・ドレファスは昔好きな役者さんだったのに、こうやってカート・ラッセルなんかと一緒に出されると、一山いくらで売れ残った商品をざるに載せられて見ているみたいで、なんだかB級感漂う名前になってしまっている。これのオリジナル『ポセイドン・アドベンチャー』を、僕は高校の頃、友人と一緒に大阪まで出かけて見に行った記憶があるが、リメイク版はオリジナルに似て非なる凡作。こんなレベルの作品なら、映画ではなくテレビドラマで充分。

『シルヴィア』は60年代イギリスの前衛詩人シルヴィア・プラスの半生を描いた作品。主役のシルヴィアを久々に見るグウィネス・パルトロウが演じている。なぜこれを録画したか。それはひとえにWOWOWの番組紹介欄に「PG-15」と書かれていたからだ。そういう記号がついていて、内容をよく知らないと僕はとりあえず、何かエッチなシーンでもあるのかと思って、即予約してしまう癖がある。一通り見たけど、どこに規制をかけなきゃならないような表現があったのかさっぱりわからない。ドラマもまあ、才能溢れる若い女性が恋をし、家族との間に葛藤を抱えながら最後には自殺するという、文芸ドラマ王道の展開で、これといって特筆するようなこともない。PG-15だけで映画を判断してはならないと、少し反省。

『白バラの祈り ゾフィ・ショル最期の日々』は、ナチ政権下のドイツで、大学で反政府ビラをまいたがために逮捕され、そのまま国家反逆罪で処刑されてしまった女学生の、逮捕から処刑までわずか一週間ばかりの間の様子を、彼女の取調べに当たった審問官とのやりとりを通じてみせる。特に映画的に面白い、という内容ではないが、あのドイツでこんな事件があったのか、というNHKの歴史教養番組を見ているような感覚的には楽しめる。一番驚いたのはラストシーン、処刑室でその彼女の体を係官が数人がかりで抱えて断頭台に突っ込むところで、銃殺だとばかり思っていた僕は、この頃のドイツの処刑法がギロチンだったと知り、思わず「へえ」ボタンを3つばかり押してしまった。

そういやあべちゃんの顔って、以前から誰かに似ていると思っていたのだが、この間ニュースサイトにあった写真にヒゲをつけてみたら、ヒトラーそっくりになった。あと5年もあの人物が、最高権力者だなどと自称して政府に居座っていたらと思うと、ちょっとぞっとする。

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