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素敵な新党(^_^;)

昨日、外から戻ってきて郵便受けの中を覗くと、大判の封筒が入っていた。最近こういうものが入ってると僕は、また出版社からの〆切の催促かとびびる癖がついてしまっていて、まあ〆切が大幅に遅れて原稿も頭も煮詰まってくると半月やひと月くらい平気でメールもチェックしないし、電話にも出ないし、ファックスも見ないので、自業自得と言えばそうなのだけれど、恐る恐る封筒を見たら『選挙公報』とかスタンプされていたので、なんだ脅かしやがって! と、郵便受けの前で声をあげて一度毒づいてから家に入る。

で、今朝、朝食時に食卓の横にその封筒が転がっていたので、ついちらっと中身を見てみたけれど、どうせみんな似たようなことしか書いてないし、そこに書いてあることがどの党もはなから信用できないことばかり書いてあるから、つまらないことこの上ない。強いて言えば、維新なんとかって政党が「日本にも核武装を!」とかいうキャッチコピーを書いていて、原爆投下を「しょーがない」と一言漏らしちゃっただけでクビになる閣僚のいるこのご時世に、なかなかチャレンジャーなことであるなと妙な感心はしたが、まあ、さすがにこんな政党から当選者が出るとは思えないものの、有権者の劣化度を測る一つの物差しにはなるかもしれない。

実は今回、もう一つ劣化度の物差しにしている政党があって、それは国民新党だ。これ、党の顔が二人ともものすごい悪相で、特に亀井さんに代わってテレビによく出てくる綿貫さんなんか、水戸黄門で50回は殺されてそうな顔をしている。なのになぜかポスターか何かで見ると、確かこの人、印籠のようなものを持っていたのはいったい何の冗談かわからないが、あそこまで自分のことを堂々と勘違いしていられるというのも、ある意味、素敵なご老人かも。近親者は迷惑かもしらんが。

冗談と言えばフジモリさんを候補者にするという話を初めて聞いた時も、僕はてっきり党の認知度を上げるための冗談だろうと思っていたのに、まさか本気だったとはね。選挙となれば、自民党でさえ、必死で真面目さを装うというのに、ある意味、国民新党のおかげで台無し。もしかすると本人たちは大まじめなつもりかもしれないが、とことん晩節を汚すフジモリさんよりも、この亀綿コンビのあまりに堂々とした時代錯誤な感覚に、僕は少し痺れはじめてさえいる。ただ、どうせ外国の元大統領を出すなら、ゴルバチョフとか連れてこいよ。あるいはサッチャーとかキッシンジャーとか、そんな名前が比例名簿に並んでたら驚くね。思わず1票入れてしまいそうだ。

もうね、公約はややこしいことごちゃごちゃ書かない。どうせ嘘か実現不可能なんだから。で、いっそアメリカでくすんでるアル・ゴアを首相にしますとかって公約一本で攻める。てのはどうだろう。それにゴアさんなら、昔、日本を征服しかけたこともあるし、その意味では中年以上の人間には抵抗が少ないかも。ゴアさんの選挙演説第一声は「私の名はゴア」これで決まり。

今回は自民苦戦民主有利が伝えられてるけど、僕はもう民主党にも期待できない。自民苦戦の原因はほとんどが自殺点のようなもので、民主の自力で国民の支持を得られるような状態になったとはとても言い難い。逆に言えば、これほどバカと泥棒しかいないことがバレバレになってきた政党に対し、なぜもっと壊滅的なダメージを与えるような攻め方ができないのかと歯がゆいくらいだが、所詮、民主も自民と同じDNAを持つ政党ってことなんだろうな。この国が二大政党制になるなどと誰が言い出したかもう忘れたけど、もしも自民と民主で二大政党ということになるなら、日本人はどっちに転んでも、残念な政府しか持てないことになる。

僕はいままで選挙のたび、金輪際自民やその候補に一度も入れたことはないが、投票するのはその折々で、対立候補の有望な方に入れるという行動を取ってきた。だが今回の選挙からは、もうそんなやり方ではなく、ちゃんと選挙公報を読み、その主張を聞いて、どうせ嘘ときれいごとで塗り固められた公約とは思っても、それでもなるべくこちらが納得できる内容を主張する政党とその候補者を選ぼうかと思っている。たとえそれがどれだけのミニ政党であっても、あるいはまったく未知数の新党であったとしても。

でもとりあえず維新なんとかと国民新党はないな(^_^;)

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