やっと本格的な夏到来か。今日も朝から日がよく照って、一気に体感温度をあげまくってくれている。
実は数週間前、「くらま」で酔った弾みに親方と盛り上がっていた八日市自転車クラブ(仮称)、いよいよ本格活動のきざしか? 先週、東京から戻った翌々日に親方と二人で昼前から西の湖までサイクリング。往復でほぼ30km近い走行距離を走破し、彼も走り出したら案外気に入ったのか、じゃあ週に一回くらいはどっか行きましょうということで、今日も朝の10時頃から、二人で1時間半ほど走ってきたのであった。
先週の火曜に走った時は、天候コンディションとしては最高に近い状態で、よく晴れてはいるが風は少なく、しかも気温が意外と低かったため、どれだけ走っても呼吸困難になるほどの暑さは感じず、むしろずっとすがすがしい風が体を心地よく包んでくれた。今日はね、さすがに暑かったす。いまネットで調べてみたら、ここらへん気温は33度ということであった。ただ、あれが33度なら、そんなに大したことないなという気もする。
これは有酸素運動の特質なのかもしれないが、運動を始めてしばらくの間は、あれ? こんなものかというくらいに汗もかかないし、苦しくもない。体に無理のかからない程度の負荷で運動を続けているからだ。ところが、20分前後過ぎた頃から、突然どばあっと汗が噴き出してくる。もちろん運動量としては同じペースを保っているから、体自体の疲労度はそれほど感じていない。ただ、汗だけがよく出てくるようになる。想像だが、これが多分、体の内燃機関に何か切り替わった瞬間なのではないかとも思う。
親方はちょっと腿が張った感じがするとか、やや膝に痛みがあるとか、走り終えた後はいろいろ言ってたが、もともと甥っ子が小学生の時に乗っていたマウンテンをかっぱらって、もとい、譲り受けて乗ってるのだから、それは基本的にフレームが体格に合っていないのだ。小柄な人ならまだしも、なにしろ彼は身長180はあるんだから。それを考えれば、むしろよくそんなバイクに乗ってついてこれるなあと感心するくらいだが、多分いっぺん自転車でロングライドして、その気持ちの良さにはまりつつあるのだろう。あべちんの退陣と同じで、遠からず彼が別のフレームを探し出さざるを得なくなるのは、避けられない事態だろうと踏んでいる。
先週は琵琶湖に向けて、下り方向で出かけたが、今日は山の方に向けて、つまり上り方向で行きはずっとペダルをこぎ続けることになった。その分、帰りはかなり楽なのだが。永源寺という山寺の麓になる川にかかった紅葉橋という橋が、一応目指すコースの終点。これでも片道10kmくらい走っている。紅葉橋の袂のベンチで、飲料を買って休憩。「いやあ、気持ちいいっすねえ。ほんま、自転車乗り出してよかった思いますわあ。なにしろ気分もええし、体にもええ。となるとこんなええもんないですなあ」と、親方も数ヶ月前の僕のようなセリフを吐く。しめしめ。
でしょ? いや、健康にいいだけじゃなくてね、そろそろ人間は化石燃料に依存する生活から離れる努力をすべきなんです。と、僕も調子に乗って言うと、ジムニーマニアの親方は「いや、そやけど僕は化石燃料も好きですわ。化石燃料車もね、大好きなんです」と答える。
あんたんちの庭先に置いてあるあれは化石燃料車というより、車そのものが化石みたいなもんじゃないか。
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