■ 2008/02/26(火) 20:50:56 :晴れ
昨日から上京。先週の方針変更騒動を受けて、急遽上京を決めたのは、とりあえず直接担当と会って意志の確認をしておくため。だって後半をあと200枚くらいでおさめるために、完結編の前半から急に書き方が変わって、途中からあらすじっぽくなるけど本当にいいのかって確認は、メールや電話だけではあまりに心許ない。一応担当と顔を直接つきあわして、とにかく4月に本を出すためには今後はこういう方針で書くからあんたもそれなりの覚悟をしておいてくれ、と言っておかねばならない。
今日の午後、S社に赴き、担当Sと打合せ。無論、彼も喜んでやってるわけではなく、販売に出版計画をせっつかれ、どれだけせっついてもなかなか原稿を進めない僕との間でずっと板挟みになってきたのだ。販売の方からこれだけ出版予定をずらせたのだから、もうこれ以上は待てないと言われたら、彼も最終的な判断をせざるを得ない。その立場は元編集として僕にも充分わかる。
だから今日はもう徹底的にあんたの言う通りにすると言ってきた。もちろんあらすじ的になるからといって、嫌がらせのようにあらすじぽく書こうとしているわけではなく、なるべく読者にはそう見えないように書く努力はする。ただ、ここからいきなりクライマックス部分を書くとなると、本来後半に出そうと構想していたネタをほとんど割愛せざるを得なくなるわけで、そうなるとよくよく読んでいくと、ここはなんでこうなるの? という部分がいっぱい出てくるだろうなと。まあそれはある程度、目をつむるしか仕方ない。
というわけで打合せを終えてホテルに戻ってから、しゃかりきで原稿の書き直し。現時点ではもう4時間で20枚くらい書いた。僕にしては無茶苦茶速いペース。突っ返されたボツ原稿の要点だけを改めて抜き書きしているようなもんだから当たり前か(^_^;)。このペースでいっそこっちにいる間に、残りの200枚も全部書き終えてさっさと帰ってやる。今度こそ、これで最後だ。この巻さえ書き終えれば晴れて、足かけ8年にわたる『続戦国』の呪いから自由になれるのだ。
最近のコメント