さすがに((;・・ヘ)

参ってきとります

一応日付を変更しましたが、この下の７月１４日分の日記をＵＰしたのは、ついさっきです()

で、いま僕がどんな生活をしているかといいますと、先週、この下の日記を書いた翌日から隣町の近江八幡というところのホテルで４連泊して５０枚ほど原稿を書き、今週は水曜から３連泊で大津の方のホテルに泊まっておりまして、さらに続きの原稿を書いています。多分小説の原稿が書き上がるまで、これから毎週３～４日はどこかのホテルを渡り歩いて、仕事を進めることになると思います。

本来なら缶詰は東京でやることに決めていまして、それはまあ他の仕事の打合せも兼ねられるし、たまには友人と会ったりできることもあったのですが、さすがに毎週東京で暮らすわけにもいかんし、いま、そう頻繁に打ち合わせする必要もなくなってきたので、近所のホテルを渡り歩いているという、まるで地元で商売に失敗して、友人から３００万ほど借りたまま返せる当てもなく債権者から逃げ回っている男のような状態なわけです。

今朝は親方から携帯に電話がありまして「いやあ、最近どうしてはるのかなあ思て」と様子伺いをされてしまいましたが、彼の場合は一週間も僕が「くらま」に顔を出さないと、もうほとんど突然学校に出てこなくなった同級生扱いです。実際、この半月くらいは個人的な友人関係や何かと直接はもちろん、メールも電話も途絶している状態だし、即身成仏する上人が生きてる間は土の中から鳴らす鐘の音とほぼ同じ意味合いになってきたこのブログの更新も途絶えているわけですから、まあここは一つ、鐘の音を鳴らしておこうかと思ったくらいで。

ちなみに。

僕がいま泊まってるのは琵琶湖畔にある「ピアザ淡海」というホテルでして、窓のすぐ前に琵琶湖の景色が見えるという、なかなか素敵なところです。最初、ネットでホテル検索していてこの名前がヒットした時は、何か松竹系の芸人の名前だろうかなどと思ったものですが、「淡海」は「たんかい」ではなく「おうみ」と読んで、どうやら一時、各地で物議を醸した健保関係の施設のようです。とりあえず名前に「ピア」の字が含まれている施設は、疑ってかかった方がいいかもしれません。

もっとも、僕がここに決めたのは宿泊費が素泊まりで一泊５６００円くらいと、無茶苦茶リーズナブルだったことに尽きます。これなら３泊しても東京ドームで１泊するのとほとんど変わりません。一応これは楽天のネットで予約したので、その割引が３千円くらい引かれた値段になっています。まあ、それがありがたかった。僕の場合、浜田自動車道もそうなんですが、個人的に恩恵をこうむった施設に関しては、どれだけ「ニュースステーション」や「週刊現代」あたりで叩かれようが、それは必要だと言って支持します()

ま、こういう仕事の癖を付けてしまうと、あるいは気楽な仕事だと見られるかもしれませんが、全然気楽じゃありませんから。基本的にこれ、自腹でやってることですし、どうせ自腹でホテルに泊まるなら昼間は観光地でも巡ってうまいものでも喰いに行きたいとか、そういう欲求はいっさい満たされません。ただ、ここまでやってるのだから元を取らねば、という状態に自分を追い込む、そのための演出です。これがもし、編集者の謀略によって次巻の発売日がすでに決定していなければ、恐らく僕はまだどこかでのほほんとしていたに違いありません。その意味ではこの仕事にかかりだしてから、僕は初めて自分が恐るべき怠け者であったことを再確認したわけで、普通の状態で〆切がほとんど守れたことがないのも、僕の能力というより単に性格であったのだなあと、つくづく感じ入った次第です。

ちなみに日記も下の１４日の日記を最後に、そこから後のストックはありません。実際、マジヤバイ状態なのね。だってもう７月末だし。９月１０日発売としたら、一ヶ月前はタイムリミットです。８月に入ってまだ先が見えなければ十中八九アウト。ま、時々近況報告を兼ねて、このブログも更新しようとは思っていますが、当分長ネタはやれません。徹夜のつもりで原稿書き始めて、午前２時頃に少し気分転換のつもりでブログを書いていたら、そのまま朝の６時までかかった、なんてこともよくありますから。

とりあえず文章芸人としては、「期待に応えたい」と思ってしまうとこれが罠で、つまりそんなことさえ思わなければ、どれだけでも文章は書けるし、早くも流せるわけです。当面、この欲求は小説の完結編だけに向けておくことにします。そんなわけで、別に僕のブログで楽しもうとか、そういうことはあまり考えないで下さい。あるいは間違っても、最近僕のブログがつまらんぞ、などということで吉田兄に電話をかけたりしないように。