模様替え

この数日、秋めいたというにはやや気温も高めの、それでいて吹く風は乾いて爽やかな、まことに自転車乗りにとっては絶好のコンディションとなる日が続き、追われる仕事もないこんな時期こそ自転車で遠出をしてみたいと思うのだが、そんな時に限ってなんだか体の調子がおもだるく、日中は動くより寝ていた方が楽な状態が続き、はっと気づいて起きてみれば、もう夕方近いということが続いている。体が仕事から解放された安心感からか、持主を楽な方楽な方へと引きずり込もうとしているかのようだ。おかげで体重がまた増えた。

とりあえずこんなときは気分の一つも変えてみるに限る。というわけで、ちょっと秋らしいテーマでバックを飾ってみました。でも、これだと季節限定品だから、一月くらいですぐ変えなきゃならなくなるかも。

昨日、自転車でようやく２０キロほど走り、帰りにアピアの喫茶店に寄って日刊スポーツなぞに目を通す。明日からプロ野球は日本シリーズ出場権予選。まったくね、１３ゲームも引き離していた巨人に逆転を喰らわされることになろうなどと、いったい誰が予想したことであろう。もしかして僕の単行本の発売が遅れたせいか!?　いや、それより最終巻の中味が期待はずれなものしか書けなかったからとか何とかだったらどうしよう。どうしようも何も、全然関係ないと言ってしまえばそこまでの話だが。

なんか正しい阪神ファンなら、よし、気分を取り直してCSシリーズ優勝に向けて応援するぞとなるべきかもしれないが、正直、今シーズンはもう気持ちは切れた。もうね、明日から始まる中日戦とか、全然気分が盛り上がらない。それにペナントレース中の戦闘力はともかく、岡田阪神、僕の知る限り短期決戦は圧倒的に弱い。どうせ優勝は結局、中日じゃないのか。そう勝手に考えて、またなんかむかむか腹が立ってきた。

ちなみに同じスポーツ新聞の芸能欄で、松平健さんが新しい時代劇ドラマの記者発表をしたという記事が掲載されていた。僕的にはもう、どうでもいいような内容なので、その番組のタイトルさえ覚えていないが、この見出しに使われた文章をちらっと見て、僕は違和感に捕らわれた。なぜならここで松平さん、抱負を聞かれて「いまのテレビ時代劇に布石を投じるような作品にしたい」という意気込みを語られていたからだ。

松平さん、布石は「打つ」もので、「投じる」のは一石ですぜ。