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2008年11月

八日市ボウ,シッ党

最近、帽子を愛用している。きっかけは八日市の誇る世界的ミュージシャンにして「くらま」の座付冗談役者、吉田兄。先日、「くらま」に立ち寄った時、ちょうど彼と同席してしまい、今度帽子を注文するので、よかったら一緒に頼んでもええですよおと、まるで不思議の国の帽子屋のようなことを言い出したのがことの発端。

吉田兄は数年前から帽子の愛用者であり、日常的にもよく着用しているのだが、同時に彼はソフト帽のエバンジェリストでもあったのだ。だから「くらま」などで会うと時々、人に自分の帽子をかぶせては「おっ、イキですな、旦那。いやほんま、よお似合いますよっ」てなことをよく言っていたのだが、なにしろ吉田兄の言葉は重ねれば重ねるほど信憑性が限りなく薄くなっていくという類い希な特質を持つため、いまいち本気で信用していいのかどうか困るところがある。

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『上意討ち』見ました

『上意討ち 拝領妻始末』

夏頃に録っていたのにずっと見るきっかけがなくて、そのままハードディスクのこやしになっていた作品。が、いったん見始めたらやはり力のある作品のおかげか、最後まで引き込まれた。'60年代後半の作品だがあえてのモノクロ。理不尽な武士の宿命に抗い、壮絶な死に様を見せる男の物語、しかも監督小林正樹とくれば、どうしてもかの傑作『切腹』を思い出してしまうが、実際展開……というより話の構造自体、『切腹』に非常によく似ている。もしやと思って調べてみたら、原作も同じ作家だった。しかも『切腹』の公開の方が'60年代前半と早かったみたい。僕は『上意討ち』を見終わって、てっきり『切腹』が後かと思った。正直、これならやっぱ『切腹』の方が面白いんじゃないかと思ったためで、僕はこの監督は『上意討ち』を経て『切腹』にたどり着いたのかと何となく連想したからだ。

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赤影も再放送(T.T)

最近、ひどく肩が凝る。

もちろん肩凝りはもう、何年も前から慢性的に凝った状態が普通、みたいになってるので、いまさら肩凝りがなかった頃の肩の状態を想像してみろという方が無理である。その頃はもしかしたら、いまよりもっと何か、体全体が軽く感じていたのだろうか。もはやすっかり忘却の彼方。ま、実際その頃からとは20キロ以上重くなっとるがな

ただ、そんな肩凝り普通みたいな状態ではあるが、四六時中肩が凝っていることを意識して暮らしていたわけではない。肩のツボを押したり首筋を揉めば必ず気持ちがいいと思うくらいで、仕事中にそう頻繁に肩の痛みを感じたりはしていない。この数週間来、起きてる間中ずっと肩がじんじんしていて、さらにその痛みが徐々に首筋に上ってきて、顎の下とかリンパ節まで腫れてきてるような感じだ。こうなりゃ5年ぶりに人間ドックでも行ってみようかしらん。

そんなわけで、昨夜夕食を食べた後、どうにも体が首回りを中心に重だるく、集中して仕事にかかれるような気分にはとてもなれなかったため、インドメタシン配合の湿布薬を首に貼りつけて、布団をかぶってさっさと妻より早く仮眠することにする。目が覚めたら3時。おお、とっとと仕事にかからねば、とリビングに降りてきてノーパソを開き、もっとしゃんと目を覚ますために夜食をとりながら、何気なくテレビをつけてみたら・・・

なんと、『赤影』をやっていた()

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『赤壁』見てきました

近江八幡マイカルで映画鑑賞。狙いは『レッド・クリフ』。去年だったかもっと前だったか、東京辺りの知り合いからジョン・ウーが新作映画を撮ってるらしいという情報を聞いた僕は、ただしその時はまだ詳しい内容はわからず、ただ『レッド・クリフ』というタイトルのみ教えられて、頭の中ではその瞬間に、ロングコートを着たチョウ・ユンファが口の端にスルメイカか何かをくちゃくちゃ噛みながら、片手で軽機関銃をズラダダダッとぶっ放している映像が浮かんだものだ。だってこのタイトルでジョン・ウーときたらまさかラブ・ストーリーを思い浮かべるわけないし、これがデ・パルマか何かなら暗号名レッド・クリフと呼ばれる陰謀でも巡って一大サスペンスが展開される可能性もあるけど、たとえばジョン・ウーに緻密なサスペンスとか絶対無理だし。

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テレビ、検査入院!?

午後、テレビのメーカーからサービスマンの人が来てくれる。お昼ちょっと前くらいに来てくれたから、意外と早かった。

がっ。結論から言えば、DVDレコーダーの方はDVDドライブを取り換えることで、何とか読み込みは正常に出来るようになったものの、リモコンで電源を入れてから実際に動作するまでの振舞がおかしい。前にも起動に時間がかかりすぎるとこの欄で書いた覚えがあるが、最近は時々、電源を入れたらインジケーターディスプレイに、起動準備中のサインである「Hallo!」の文字が延々表示されるだけで、5分経っても10分待っても一向に動こうとしなくなったのだ。挨拶だけ愛想のいいアラブ人か、おまえはっ!

サービスマンは、それじゃ工場に持って行って検査しますが、中に何か録画してますか? と聞かれて困ってしまった。そういやレコーダーの方は昨日書いたような事情で『篤姫』やら『チュモン』やら、まだ見てない番組がけっこう溜まっているのだ。工場検査をすれば、恐らくハードディスク内はまっさらになってしまう。でまあ、このヘロー野郎の方は、常に仕事しないわけではなく、気分が乗ったら素直に動いてくれることもあるので、とりあえずこっちはしばらく様子見でいいですと答えてしまう。俺、多分、アラブ人とも付き合えると思う。

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プラズマテレビ、ぼけ始める

最近、またテレビの調子が悪い。大枚40万ほどはたいて買った録画機能付き42インチプラズマテレビだが、この春、ハードディスクの調子がおかしくなった時と似たような状況が、最近また復活してきた。

ちなみに「大枚40万」は多少の見栄が入っていて(^_^;)、テレビ本体だけの値段で言えば、当時ジョーシンで40万前後の値札がついてたものを、実質29万くらいまで値引きして購入している。いまなら始値にしても、もう少し安いかもしれない(T.T)。ただしそのとき一緒に、ディスプレイ設置用の大型テーブルとか、ヤマハの前面サラウンドスピーカーとかそういうものもまとめ買いしたため結果的にそんな金額になってしまった。ちなみにテレビ購入とほとんど時を移さず、ハイビジョン録画できるDVDレコーダーも買いーの、さらにこの数週後に、妻の提案で14インチ程度の地デジ対応テレビも買いーのしたから、なんだかんだテレビ関係の出費だけで、わずか一月ほどの間に60万近い出費をした計算になる。2年前の話ではあるが、近年の我が家における大出費であったことは間違いない。

ちなみに妻がもう一台テレビを買えと主張した理由は、近所のお子様が上がり込んできて珍しいもんだからいじってるうちに壊したりしたらお互い困るでしょという理屈。これは当時、親方の息子を破壊王などと読んでいた僕にも原因の一端はあるかもしれない。ただし、一応僕はそれは杞憂に過ぎないと反対したのだが却下。で、仕方ないので買ったらば、予想通り結果的に杞憂で終わり、まあ何度か親方の息子と娘にはディスプレイの表面に涎の乾ききっていない手形をつけられたことはあるが、少なくとも深刻な破壊活動など受けることはまったくなく、避難用にと買った小型テレビは現在2階の妻の寝室で、彼女が時々一人で寝転んで見る用のプライベートテレビと化している。

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「義経」再放送してた!

あっ、と思ったらもう11月。毎回、こんなこと書いてるけど。なにしろいまは連載一本なので、別にさほど忙しいわけではないのだが、もしかして燃え尽き症候群のようなものだろうか。週に一本の話が毎回、書き上げるまでにえらい時間がかかる。自然、ブログからも足が遠のく。なんかいま、字を書くのがめんどくさくなってる。意外とこういうところの文章って、仕事に追いまくられてなんか息抜きが欲しいとか、そんな時の方がけっこう書き込んでる気がする。でもよくよく考えてみたら、仕事に時間がかかるのも字を書くのがめんどくさくなるのも、別にいまに始まった話ではない。結局、ちょっとかっこのつく言い訳を言ってみたかっただけ、というところだな。

書くネタがないわけではないが、本格的に推敲を重ねるようなものはやはり時間がかかり過ぎ、結局棚上げにしてしまう。僕のパソコンの日記には、そんな途中まで書いた文章が何本も眠っている。まあその手の原稿はいずれ気が向いたらまた日の目を見させることにして、明日の朝までに書かねばならない原稿を抱えているいま、何か気楽に書ける話題を書いて、お茶を濁しておこう。

で、ふとこのブログを覗いたら、例の緒形拳の話にPeteくんがコメントつけてくれてたので、最初コメント返しにしようかと思ってたんだが、いっそ時代劇の話題で1ネタにすればブログ更新も兼ねられるなと。

というのも一昨日の深夜だったか、「NHKアーカイブス」という番組で緒形さんの追悼特集として、彼の出演番組を何本か放映していたからだ。

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