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ようやく年賀状に……

手をつけ始めたというご報告

まあ、毎年この手のものは年内に済ませるのが大人の常識というものなんだろうけど、実は僕はいまだかつて年賀状と確定申告は期限内に済ませたことがない。そんなこと威張ったってどうしようもないけど。

というわけで、世間ではそろそろ仕事始めになろうかという頃になってようやく年賀状の図案が決まりました。多分、10日前後くらいから順次届き始めるのではないかな。僕に賀状をくれた人は、旧正月を待て。今年もサービスサービス。

僕の正月と言えば……はっきりいってただひたすらにもう、テレビ漬けの日々でした。

テレビ漬けと言っても年末年始のしょーもない特番をだらだら見てたわけではなく、いや、逆に年末年始は見る番組がほとんどなくなる時期だからこそ、録画していた番組やら借りてきたDVDやらを妻と二人で見まくってたわけですな。

とはいえ、主に見ているのは年末から放映を始めた『24』シーズン7。これ、毎日夜中に3~4話ずつやるものだから、さっさか見ていかないとすぐにハードディスクが満杯になってしまうため、半ば苦行のように連日2~3時間見ていた。ま、相変わらずどうなるんだどうするんだというあざとい展開で客の興味を飽きさせない作りはうまいっちゃうまいんだが、正直に言うけど話としてはもう、シーズンを重ねるごとにだんだん粗くなっている。

なにしろ妻でさえ、あれはなんでああなるの? などと言い出す始末である。もともとこのシリーズでそれを言っちゃあおしめえよ、ていう部分は第1作からあったけれど、そこを勢いと反則すれすれの意表突きで突っ走るのがこのシリーズの魅力でもあった。ところが、特に4作目以降辺りから、ある意味、無茶ブリの度合いがかなりきつくなっている。さらに、さすがに24時間テンションを保ち続けるのは確かに視聴する側もかなりしんどい部分はあるけれど、最近は話の中に大きな山がはっきりとわかるようになってきた。しかもそれがシリーズの最初の頃に比べ、明らかに山と山の間の中だるみが目立つ。

おまけに例によって話の内容そのものや、主人公の行動原理は随所でけったくそ悪いからね。これは正義の味方を主人公にした物語ではなく、体制を守るためなら自分の命はもちろん、他人の命だって平気で踏みにじれる生き方しかできない男の物語なのだ。だからこのドラマを見終わっても全然すかっとはせず、むしろ嫌あな気分になることの方が多い。それをエンターテイメントにしていることの凄さに、いまの僕ははまっているのかもしれない。僕はもう予告しておくけど、いずれこの『24』のノリで、新選組をやろうと思っている。もちろん、ジャック・バウアーの位置に立つのは土方だ。

もう一つ、1日から3日にかけて集中放送したものだから、ついどんなものかと思って録っていたのが教育テレビのアニメ枠でやっていた『獣の奏者エリン』。たまたま僕は初日に見かけてすぐに録画し、一通り見て後はもう録画はやめようと思っていたのだが、なんと一緒に見ていた妻がこれにハマってしまった。彼女がハマった理由はこの物語の世界観が非常に興味深く、よく出来ているからだ。それは僕も認めよう。原作はどこかの大学の先生もやっている女性ファンタジー作家で、そういう意味ではちょっとトールキンぽい。ただしこのアニメの出来自体は、僕にとってあまり魅力あるアニメとは言えない。

何というかキャラが絵的にどれも平板で、お伽噺を描いているのだと思えばまあ牧歌的な可愛いキャラとも言えようが、この話の中で重要な要素となる闘蛇と呼ばれる戦闘用のトカゲの化け物のような生物は、このキャラたちと同じ画面に存在すると思うと、何だか違和感ありまくりである。さらにヒロインの母親はある事件の責任を取って、この闘蛇の餌として食い殺されるという罰を与えられており、なんだか微妙に、この世界観の中でしかもこのキャラ絵で、どこに腰を下ろせばいいのかという居心地の悪さが僕にはある。もしもこれ、作監が全盛期の安彦さんだったりしたら、ものすごい作品になったかもしれないな。

でもまあ、妻が見るというからね。3日間で20数話集中放映されたものだから全部録画したけど、おかげでいまハードディスクのリストを開けると、ずらずらずらっと上から下までこの『獣の奏者』のタイトルが並んでいるのだ。

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コメント

原口です、投稿もすごく久しぶりです。
小生実家が関西で、かみさんも関西なので、暮は毎年2人で車で帰阪してます(そのほうが新幹線より安い、特に今年は)。そこで名神を通るたびに「ああいつか氏谷さんを訪問しよう」と思うのですが、又もってそう思うたびに「ああ氏谷さんには暮は遊んでいる暇はないんだろうな」と思い直し、そのまま通過してます。
珍しく年末年始にアップしていただき、それを読んでやはり途中下車しなくてよかったと改めて思いました。どうもありがとう。

>ていくん
おお、ほんとお久しぶり&新年あけましておめでとう。元気でお過ごしでしょうか。

えーと、僕自身は友人関係が基本的にいつふらっと来てもらっても暇な時は暇な時なりに、忙しい時は忙しい時なりに対応するからいーんだけど、一応ね、来る時は事前に連絡くれ()。うちの幹事長の意向もあるし

ま、何よりいずれまた会える時まで体を大切に、健康でいてください。

……少しは痩せたか?

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