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2010年6月

東京からの電話

昨夜の8時頃だったか。リビングでまったりしてたら電話があり、妻が出るとO女史であった。

彼女は僕の出版社時代の先輩で、だから付合いはかれこれ30年近く前に遡る。まあ、なにしろ当時から豪快な姐さんで、いまではそれほどでもなくなったが、僕が新人だった頃はまだ、基本的にエロ本業界で女性編集者は物珍しかった時代であり、彼女などはその草分け的存在とも言える。

ちなみにエロ本業界で働く男性編集者の場合、もちろん僕は相当変な人間も見てきてはいるけれど、それは小学館でも講談社の編集でも変人はいるよね、という程度のアレで、基本的にはエロ本編集者だからといって決して変態が集まって雑誌を作っているわけではなく、僕のようにごく普通の常識を備えたまともな社会人がもちろん社員の傾向としては一番多い。普通の企業だから当たり前の話だが。

ただしあの頃、この業界にもぽつぽつと各社に一人か二人、女性編集者は現われ始めており、当時の女性編集者は僕の知る限り、例外なく強力なキャラクターを持つお姉さんたちであった。これもまた、ほぼ100%男の社会であるエロ本業界の中で、男に伍してエロ本の企画を通したり撮影を切り回していかなければならないわけだから、いわゆる普通のお嬢さんみたいなキャラに務まる仕事ではなく、結果的に精神的にも肉体的にもタフであり続けられる姐さんたちだけが残ったのは当然の成り行きという理屈はつく。

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無駄に1時間走るのは疲れるという話

今週は久々に、週明けから快晴。しかもこの時期、太陽にあたればそこそこ暑いけれど、風自体はむしろ涼しい。夏本番の時期だと風も息苦しいほどの熱気をはらんでいることがあるが、つまり自転車で走るには最高のコンディション。

そんなわけで今週はけっこう毎日およそ20km前後の距離を走っている。時間にすればその日の風向きなどの条件もあるので、まあだいたい1時間から1時間半くらい自転車に乗っている計算。ただし今日は天気もいいし、妻も仕事が休みなので彼女を誘って二人でサイクリング。彼女のペースに合わせれば20分くらいで行ける場所にある自然食レストランで昼食を摂り、食事の後、彼女はそのまま家に帰り、僕は隣町である近江八幡まで出かけて、最近行きつけにしている喫茶店へ仕事をしに行くこととする。

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