あらゆる決意を諦めて
断煙してそろそろ20日。自分でも意外なことに、この間、一本も煙草を吸っていない。もしかしてこのまま離脱できるのか?
まあそれでも、いままで30年以上も毎日喫んでた煙草をいきなりやめられるものなら誰も苦労はしない。僕の場合も、もう吸わないと決めたからにはそれなりの決意というか気の持ち方というものももちろんあるのだけれど、これは僕個人のやり方なので他人に参考にはならない。
だいたいいろんな禁煙ハウツーものなんかを見ると、煙草を吸わないと決めたら、いま家にある灰皿やライターを全部捨てましょうとか、目に見えないところに片付けましょうなんて書いてあるものが多い。僕の場合、机の上から灰皿2時間隠しただけで、すぐに棚から灰皿戻して吸い始めてた。だって僕、ニコ中っすから。こないだどっかのwebにあった10点満点の依存度テストをしたら10点満点を取ってしまったくらいの筋金入りっすから。そんな男が、煙草と戦おうとしたら負けるに決まってる。
そう考えると、巷の禁煙法って基本的に煙草と戦わせようとするところに主眼を置いている。煙草グッズを隠し、周囲にも禁煙することを宣言しましょうとか、紙に目標を書いて目の前に張っておこうとか。その手の禁煙法を見ると、僕は意志が弱いのでそんなこと出来るわけないとはなから諦めてしまう。
たとえば僕が妻に禁煙宣言したところで、結局その禁煙に失敗したら、彼女はその後数年にわたってことあるごとにどれほどの皮肉と嫌味を僕に言い続けることであろうか。その恐ろしさを想像するだけで、決して迂闊に彼女の前で禁煙なぞと口走れるはずもない。
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