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2012年2月

日本語に直せば緋牡丹お竜…てか?

(ちなみにこの記事、一昨日書きかけていた原稿に手を加えたものなので、時系列2日ずれてます

 

朝起きたらWOWOWでアカデミー賞の生中継をやってたもので、仕事も続けにゃならんというのについついリビングでこたつ机の上にノーパソ載せながら、目の端でノーパソ越しの45inch画面を見るともなしに見てたりし、結果仕事にならねえってんで、ノーパソの蓋を閉じました←そっちかよ!()
 
もちろんずっと見てたわけじゃないす。あんなもんずっと見てた日にゃ、6時間くらいオンエアしとるからね。朝の9時から午後3時くらいまで。もっとも全部アカデミー賞の生中継というわけでなく、合間合間に日本側の愚にもつかないゲストの会話が差し挟まれたりするから、イベント自体は3~4時間くらいのものかもしれないが、それにしたって長いよね。
 
始まって2時間近い頃だったか、助演女優賞の発表でクリスチャン・ベールに名前を読み上げられた黒人女優(もうこの人の名前さえ覚えてない『ヘルプ』という映画で黒人メイド役か何かをやってた人のようだが)、この人が名前を呼ばれた途端、腰が抜けたかどうしたか、両側からスタッフに抱えられてやっと立ち上がり、一人に支えられてようやくステージまで出てきて、ぶるぶる震えながらオスカーを受け取って、半分号泣しながら必死にスピーチしている様を見て、ああ、でもアカデミー賞って最近視聴率が落ちてるのどうのがいろいろ向こうでは問題視もされとるようだが(日本で言う紅白のようなものか?)、まだまだ映画人にとっては大した賞なんだということをあらためて確認。
 

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打率は3割前半に落ちたかもしれんが(^0^;)

大した話題じゃないけどね。いつもの『カーネーション』の話だから。
 
実は戦後編になってからこのドラマ、いわゆる糸ちゃんの中年以降の話になってからは、僕がテレビを見ながら「おうおう」と唸らされるような展開はめっきり少なくなってしまった。エピソードで区切れば、周防さんとの不倫騒動の話までと、それ以降のエピということになるだろうか。
 
いや、それでも並のドラマ見ているよりはまだレベルの高いものを見せられているとは思ってるから、特に不満があるわけではないのだが、なにしろ前半の糸ちゃんのドラマがものすごい緻密さと密度と速度で語られてきたから、どうしても比べてしまうのは仕方ない。
 
連続作品はアベレージで見ろと言ってる僕だが、あえて昨日(27日)オンエアの回に限った感想を言えば、ジュリーらしきジョニーなるタレントが出てきて上げ底靴のネタやら口説きの芝居とか、サイケの女王直子の結婚で披露されるゴーゴーダンスのノリとか、当時の世相や交友関係を表わそうとして入れたエピだろうけど、いままでのあのドラマのレベルから考えると、ちょっとつらいダサさだった。何か、普通の朝ドラレベルに戻ったというか、いっそフジの昼の帯ドラとか、花王愛の劇場レベルの内容と言った方がいいかもしれない。
 
だからといってあのドラマはもうダメだなんて意見には僕は与しないけどね。これはイチローの打率が最近3割1分とか2分に落ちてきたからもうイチローだめだねと言ってるようなもんで、そもそも3割打ってる時点で凄いことじゃん!。去年阪神のバッターで3割維持した選手が何人いると思ってるのか!?() つまりイチローって、日本にいた頃は普通に毎年3割4分とか5分、下手すりゃときどき3割8分とか打ってた化け物だったゆえに、こんなこと言われたりするのである。
 

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何も、そんなに怒らんでも……(^_^;)

なんでも読売のナベツネさんがご立腹だそうだ。

 

『運命の人』は、主人公とその相手役となった外務省職員の女性を除き、概ねそのモデルとなった人間の名前がわかるようになっている……らしい。らしい、というのは僕は実際の騒動での、新聞記者とか弁護士などの周辺登場人物にどんな人がいたかはほとんど知らないけど、この事件が明るみに出た頃の政治家の顔ぶれならおおよそ想像がつく。想像、というよりこのドラマに出てくる役名を見たら、ああ、これはあの人のことかとすぐわかるような名前になっているおかげだが。

 

たとえば時の総理、佐橋慶作なんて名前はどう見ても佐藤栄作だが、北大路欣也が演じていると非常に違和感を感じる。だって一応悪役にしても北大路さんはかっこよすぎ。僕らの記憶にある佐藤栄作は、引退会見の時に新聞記者を全部追い出して、一人でテレビカメラの前でぶつぶつと自分の功績を呟いているどんぐりまなこの無様な姿が一番記憶に残っているような人で、僕の自民党嫌いはあの頃から始まってるから、年季だけは入っている。

 

北大路さんを別にすれば、他の人はちょいちょい、本物に似せよう、というか本物を意識した芝居をしている様子。不破さんの田淵角造は、まんま田中角栄だし、う~あ~を会話の中によく差し挟む芝居をしている柄本さん演じる小平正良なんて大を小に変えただけ。ま、さすがに名前の漢字はみな一部違えているが、笹野高史演じる福出赳雄に至っては、ぼんやりした人が見たら、え? この人だけ実名!? とか勘違いされかねない微妙さだ。てか、これ仮名にした意味があるのか? すでにフクデタケオ。早口で読んだらその時点で本名に聞こえるが。

 

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擬音嫌い

前回書こうと思っていたネタで、うちの近所には祇園という字があって、というつかみから入るつもりが、字の話からATOKに組み込んだ広辞苑の話になってしまった。で、今日は仕切り直し。
 
つまり、擬音が嫌いという話だけれど、僕は別段、日常生活の中に普通に使用される擬音が嫌いと言ってるわけではない。何かと言えば、擬音的な語感がそのまま名詞になったような言葉が僕は嫌いなのだなということに、最近突然気がついてしまったのだ。それも、嫌いならただ使わなければいいだけの話だけれど、どうかするとその言葉を耳にしただけでもいらいらしたり、そんな言葉を使ってる人間に対してさえ、思わず糸ちゃんのように小さくチッと舌打ちしてしまうような、そんな気分になるのである。
 
ま、そんなことを考え始めたきっかけははっきりとあって、先日、ある店に入ってコーヒーを飲んでたときのこと、さほど大きくもないこぢんまりとした店内に後から入ってきた中年男の客が、表に駐めていた僕のモンタナに興味を示したのか、カウンターにいた僕に「表のチャリンコ、あんたのか?」と聞いてきた。
 
僕は気に入らない相手にいきなり話しかけられたときによくやる手で、その相手の人物から顔を斜め45度くらいに逸らして視線は合わさず、いま相手が何を言ったかよく聞こえなかったふりをして「はあ?」とだけ答える。この態度から相手が察して、それ以上、かまわないでくれればありがたいのだが、えてしてそんな無礼な連中は他人の空気など滅多に読めないので、たいていはもう一度聞き直してくる。「いや、表に駐めてある……」
 

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ギオン嫌い

僕の育った村には祇園という字があって、……なんて書き出そうとしてちと思い出したからいきなり横道に逸れるけど、
 
最近の若い人にはこの「字」という字を、「字」としか読めない人がいるそうだが本当だろうか。ちなみに最初の「」内は「あざ」と読み、次の「」内は「じ」と読むのは、字育ちの人には自明の理のはず。
 
僕の生まれ育った町を住所で言えば、一番最後の部分、つまり最小の行政単位は大字だった。若い頃、たとえば大学で東京辺りに住んでた頃など、大字出身というのは仲間内のネタの一つになりそうな話題ではあったし、それはとりもなおさず「ど」のつく田舎出身であることを表わしていて、自分でも確かに字って田舎くさいと思った時期もある。
 
ところが何年か前の全国的な合併推進の流れのために、僕の生まれ育った町の名前はきれいさっぱり消えてしまった。字名は残ったが、それまで何かの申請とかで僕の本籍である実家住所を書くときに「大字なになに」と書いてたところが、いまは「なになに町」と書くことになっている。この「なになに町」と書く段になると僕はなぜか毎回、必ずぷっと吹き出してしまうのだ。「なになに町」ってえ柄じゃないよな、と、僕は田んぼに囲まれた茫漠たる景色を思い出し、つい苦笑してしまう癖がすっかり身についた。確かに「字」(あざ)という文字の読みは、すでに消え去る運命にあるのかもしれない。
 

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ちょっと休憩

確かこないだの月曜くらいにホームに行って以来、母の顔を見ていない。
 
先月、母は無事に、まああれを無事といっていい状態かどうかは異論もあるだろうが、ともあれほぼ寝たきりに近いとはいえ、切迫した体調上の問題を抱えているわけでもなく、穏やかに79才の誕生日を迎えることが出来た。すごいね、お母さん、来年は80だよ。この調子で何とか頑張ろうなと声を掛けたら、何となく笑ったような気もしたが。
 
もう最近ではこちらの語りかけにも声で反応してくれることはほとんどなくて、ごくたまに笑顔を見せてくれたりするのが母にとっては精一杯の反応になっている。でも、もしかしたら母にとってはそれさえも、自分に残された能力を目一杯使ってのことかもしれず、そう考えると母はまだまだ僕らのために頑張ってくれているのだなと思ってしまう。
 
だからこそ最低でも一日一回は母に会いに通おうと思っていたのだが、いかんせん仕事がいつもずるずると引き延ばされてしまうため、どうしても毎日は無理、どころか週刊の〆切を過ぎれば(たいてい木曜くらいなんだけど)精神的にも余裕がなくなるため、〆切を3日過ぎれば、3日間は母にも会いに行けない状態になる。昨日久々にメールをくれたかつて『続戦自』の担当だった男は、僕が3年前に書くと言っていた小説がまだ上がってないのを知って、遅筆にもほどがあると吐き捨てていたが、まったくその通り。
 
結局今週も3年越しの原稿は上げられず、例によって週刊の〆切に追われて週末を迎えてしまった。これでのべ40時間はパソコンの画面に向かっているんだけど、気ばかり焦って全然いいセリフが浮かんでこない()。そもそも週刊の原稿だって、今度こそ絶対日曜になる前にあげてくれと担当S女史には木曜からずっと念を押され続けているのだ。
 
そんな原稿なのにいま書き上がっているのがやっと7枚()。もうね、ここまで来ると焦っても仕方ないすよ。現在日曜午前1時。これからリビングに降り、ちょっとコーヒー飲んでからまた仕事場に上がってきて続きに取りかかります。本当に毎週毎週、結婚詐欺師みたいな男でごめんね、Sちゃん。

大雪ダイナマイツ

朝、目が覚めたら……と言っても4時くらいにこたつの中で寝て、バイトに出かける妻に起こされて目が覚めたのが5時半くらいだから、ほとんど仮眠ペースだが、外はパウダースノーの銀世界だった。
 
わあぁ、スキー行きてえぇなどと叫びながら、仕事で身動きできない我が身の鬱憤を晴らすかのように、朝の6時から猛烈な勢いで駐車場の雪かき、無事に妻の車が駐車場から出たのを見届けると、再びこたつに入って爆睡。次に目覚めたのが昼前の11時頃だったからもう私の生活のリズムなんて、この10年くらいぐちゃぐちゃのままです()
 
なにしろ大雪だから一日外にも出かけず、おとなしく家の中で仕事&テレビ。見たのはもちろん日課の『カーネーション』。他には『ストロベリーナイト』第4話に、地方局で始まった『リ・ジェネシス』第1話。今期の日本のテレビドラマで、毎週録画にして生き残っているのはもうこのストロベリーと『運命の人』だけかな。もちろん全部チェックしたわけではないけど、
 

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