ええ人生やったね。
今朝、とうとう『カーネーション』が最終回を迎えた。まあ、糸子は昨日の段階で死んでしまったので、それほど感動を盛ったり必要以上に泣かせにかかるエンディングを作る気はないんだろうなと思っていたら、案の定にあざといことは一切せず、淡々と終えた。とことん矜持のある脚本だった。
出演者を先に見せないためにオープニングは最後に持ってくるだろう、それと第1話冒頭の二人の糸子の歌もまたやるんじゃないかと思っていたら、その予想は当たった。いままでさんざ、そうくるかあと外されてばかりいたが、最後の最後にこの脚本は、ちゃんと最終回の王道スタイルに寄せて物語を終えた。
どこかの感想掲示板にもよくあった意見だが、泣かせ場面のピークとしては、確かにオノマチ糸子の最後の出演回が絶頂だったろう。ただ、あれを最終回にすればよかったという意見には僕は与しない。夏木糸子になってからは、確かに関西ネイティブの僕らの耳には、夏木さんのセリフのイントネーションが少々苦しかったのは事実だ。
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