「本気」と書いて「マジ」とは読めねえ！

先日八幡のマイカルへ見に行った映画は、ちょっと毛色が変わっていた。タイトルを『結い魂』と書いて「ゆいごん」と読ませる。

この映画を見たいという妻に付き合う形で出かけたが、確かに僕一人なら、今週のマイカルのラインナップからわざわざこの映画を見ようという気にはならなかったろう。まだ妻を亡くした主人公が潰れかけた動物園を買い取って再生させる『幸せのキセキ』とか戦う白雪姫でも観に行ってたと思う。ところで白雪姫、やたらＴＶスポットを流して白雪やシャーリーズ・セロンが喜々として演じる魔女を見せている割には、７人のこびとがどんな感じなのかさっぱりわからない。

白雪姫を実写でやると聞けば、真っ先に期待するのは白雪でも王子様でもなくとにかく７人のこびとだ！　という人は決して僕だけではないと思うのだが。ＣＭを見る限り、この映画はハードアクション白雪って線を狙っているようなので、７人のこびとも全員そろいもそろってむさ苦しい、初老のダイハードなナイスガイのキャストを希望。というわけで勝手にブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコビッチあたりが全員こびとになってる姿を頭に思い描き始めたら、あ、これは数年前に公開された『ＲＥＤ』のキャストだと気づいた。

彼ら７人のこびとは獲物を求めて森から森へ移動する狩人たち。しかし彼らはある森で、ため込んだ収穫を略奪しに来る野盗の群れから村を守ってくれと村人たちに頼まれ、命がけで戦うという……もう僕の頭の中ではいま甲高いトランペットの音がもの悲しいマーチを奏でているね。『しちにんのこびとぉぅ～っ、かみんぐす～んぅぅっ！！！』
　

あ～ゆ～、れでっ!?

先週土曜は、中学時代の友人が我が家に来る。
　
僕の自宅に客を呼ぶなんてまったく数年ぶりのことだが、普段は友人と会って飲もうかなんて話になると、たいてい外の店に行くからね、でもごくまれに、どういう星の巡り合わせか頭上で見える皆既日食と同じくらいのペースで、妻が我が家に僕の客を呼ぶことを許してくれることがある。その友人は、珍しく妻が、うちに呼んだら？　と彼女の方から言ってくる類の人間だった。多分ね、この友人もある種の対人障害方面の気があるので、妻が同族意識とか親近感を持ったのかも知れない
　
ま、彼の場合は確か２、３年くらい前に突然僕の家を訪ねてきて、たまには飲みたいとか話したいということだったのだが、あいにくその頃はまだ日々の仕事に追いまくられている状況で、ゆっくり腹を据えて人と飲む気になれなかったため、とりあえず仕事が一段落するまで待ってくれと頼んで追い返し、そのままになっていたのだった。
　
で、それがずっと気になっていたもので、最近ほら、ちょっと気分的に時間が取れるようになってきたから、そういやあいつはどうしてるかと金曜に電話したら、土曜に来ることになったという次第。まあ、これで懸案の一つは片付いた。次はやはりずいぶんご無沙汰してる電気屋と大工と教材屋に連絡しなければ。ただし、ああいう生命力旺盛なパターンの連中は、うちの妻は概ね苦手とするタイプなので()、多分外で飲むことになるだろうな。
　

力が抜けてしまって・・・(__;)

どうもね、一応は４年がかりの懸案をとりあえず一段落というところまではもってきたものだから、以来３週間、どうにも日常生活に力が入らない。
　
とりあえずこれで連載の仕事１本に当面はかかりきりになれるのだから、いままで遅れた分を前倒しに進めて、いま僕が陥っているおよそ進行表から２ヶ月分くらいの遅れ、つまり５～６本くらいを余分に書ければようやく本来の〆切ペースに戻れるはずなのだが、なんかだらけちゃってね。どうにも締まりが悪く、相変わらずちんたらと仕事してるものだから、一向原稿ＵＰが早まらない。
　
もうこうなりゃね、日がなムーンライダースが新生ドロロンえん魔くんのエンディングで歌ってた歌でも聞いて、癒されている。あの歌はしかし、聞いてると心底人間をダメにするね()。まあダメってゆーか、ダメでもいーじゃん、も、つべこべ考えたってどーしよーもないじゃん、みんな死ねばいーじゃんって歌だから。僕がいま一番、反原発集会とかで流してみたい歌だったりするのだけれど
　
ま、そんなこと言ってるよりいまは一昨日にあげる予定だった原稿のＵＰに今日は全力を尽くす予定。いま９時10分、まだ先は見えないけど、何とか日が暮れる前に上がれば御の字かな。ああ、でもここでしか言えないが、正直言えば、まだ話も決まってない()
　
ちなみに僕は一昨日の日曜から、およそ２年ぶりくらいに合気の稽古を再開したのだけれど、あんまり久しぶりだったものだから、いま全身の筋肉が最終絶叫計画状態。首は回らねえわ腕は上がらねえわ両足は朝方冷えてきた頃にちょっとでも気を抜けば、両足同時につりまくるわ、もうね、僕の笑いが引きつっているのは降りだした雪のせいなんかじゃないことだけはわかっていただきたい。
　
本当は今日は、土曜に見てきた映画の話をしようと思っていたのだが、その記事は今日の夕方、無事に原稿が上がれば書くことにしよう。

戦士の休息!?

いやあ、いま、ちょっとだけヒマになりました。
　
本当を言えばもう先々々週になるか、先月の末から頭にかけて、上京中だという話をここでも書いたけど、あの上京時にこの３年ばかり、ずううっとこちらの頭の半分を常に占めていた懸案の小説が、一応まがりなりにも完成したのだ。
　
ま、これが即そのまま出版されるわけではなく、正直言えば確実に出版される保証もないけれど（なにしろ基本的には「持ち込み企画＆原稿」だからね）、まあ自分としてはうまく形を整えてやれば何とか形になりそうな手応えは感じている。それにしたってその叩き台にもなるべき第１稿が出来なければ、編集側だってどうしようもなかったわけだし、それがようやく完成して、前回の上京時に編集さんに渡してきたわけだ。