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2012年9月

風雨の夜

今日(日曜)は八日市駅前で、年に一度のグルメ系イベント、といっても去年始まったばかりだが、八日市うどんサミットと称して、全国のご当地うどんがこの町に一堂に会して食べられるという触れ込みのイベント当日なのであった。
 
これをうちの妻など何日も前から楽しみにしていて、今日はとにかくうどんを食べるのだからと朝ご飯も作らずにくうくう鳴る腹を押さえ、イベント開始の10時半を待っていたのだが、なにしろ今日は何の因果か、まさにその昼から夜にかけて台風17号がお通りだいっ! てなことになってしまった。
 
ま、そのためイベントは開始を1時間早めて始まり、おかげで10時前に出かけた僕らは、曇り空の中、かろうじてうどんを妻と僕でそれぞれ3杯ずつくらい、そのうどんを持ち寄ってシェアしたりしたから、計6種類ばかりのうどんを楽しむことが出来た。てかね、そんなにうどんばっか5杯も10杯も喰えねえや
 
とはいえ、やはり天気に不安が残るせいか、イベントとしてはあんまり盛り上がった感じも見えず、実際お昼前には雨足が強くなり始めてイベントは中止、午後はこの辺り一帯はもう豪雨地帯と化していた。旧暦ならともかく、新暦で10月になろうという時期にこんな強い台風が来るのは、イベントを企画した方も想定外だったろう。まあ、出店された各地のうどんの味や内容に関しては、あえてコメントはしないけどさ()
 
ともあれ午後は家に立てこもって過ごし、夕方になってもホームの母を訪ねていく気になれないほどの風雨が窓と家を叩き続けている。今日は日曜なので合気の稽古の日だが、さすがにこんな天気じゃあ練習も中止だろうと携帯を見たら、案の定先生からメールが来ていた。
 
「体育館が台風のために使用中止となり、仕方なく今週の稽古は休みとします」
 
……体育館が開いてたら、やっぱりするつもりだったのか、稽古。この「仕方なく」という文面に、ほんとに稽古が出来ない無念の「仕方なく」感があふれているもの。
 
でもなあ、こんな天気に練習に行ったら、体育館の駐車場から玄関にたどり着くだけで、まず全身ずぶ濡れになると思うぞ。もちろん持っている木刀も道着も同様。今日、仮に練習が通常通りあっても、やっぱ休んでたな、オレ()

怒濤の睡眠不足(-_-)゜zzz…

ようやく残暑が終わってそろそろ秋モードに入ってきたせいかどうか、いきなり眠い。ま、僕の場合は格別秋だからどうこうということではないのだけれど、それでも一応、季節に絡めて眠いといっておこう。
 
とにかく今日も一日中眠くて、仕事を進めなきゃならないのに原稿用紙にして1日2枚とか、1枚半とかそんなペースである。僕は最近悟り始めてきた。たぶん俺、この商売向いてない
 
もっとも仕事がはかどらないのに輪を掛けて、テレビを見たり、テレビでWOWOWを見たり、テレビでDVDを見たりもしてるわけだから、結局オレ、テレビばっか見てんじゃないのか? そんな疑問をお持ちの諸兄にあえてお答えするが、一応本だって読んでる。ただし、なかなか読み進まないので困ってる。
 
2ヶ月くらい前に東大の生協で20年くらいベストセラー! みたいな惹句にひかれてつい買ってしまった『世界史(上)』という本があるのだが、これなんかいつまでたっても、最古の狩猟民族がベーリング海峡を渡ってアメリカ大陸に進入したあたりから先に進まない。それは何度読み始めてもその前までに読み終えた箇所を、記憶の再確認のため、少し戻って読み直しているので、おおよそ同じあたりに来ると、つまりその民族がベーリング海峡を渡るあたりでだいたい飽きてしまい、読むのを中断しているせいだ。……テ、ティグリス川が遠い
 
若い頃はそうでもなかったが、最近は仕事を始めようといざ机に向かっても、書きたい話やアイデアが涌いて出てくるようなことは、もうない。つまりいまの僕は、話を作るために次から次へと栄養剤を飲み続けていなければもたない体になった半病人のようなものなのだ。
 
絶えず様々な物語や知識を頭に入れ続け、また片っ端から捨てていきながら、常に脳に何か刺激を与えていないと物語がなかなかひねりだせない、ひねりだしてもやたら時間がかかる。といってそのために仕事の時間を削っては本末転倒、要するにいまの僕は何もかも時間が足りなくなっているという状態。僕は元来、自分にはとことん甘い男なのだが、その僕でさえさすがに睡眠時間を削らざるをえなくなっている。
 

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私はあなたの幽霊です

いろいろ差し迫ってきたので、先週あたりからもうレッド・アラート。夜ともなれば飲みにも出かけず、ほとんど無言の行状態。でも人と喋っているから仕事が進まないのかと思ってたら、黙ってても仕事は進まないという単純な事実に気づいただけであった。
 
一昨日の夕方、自転車で出かけようと中庭に出たら、2軒隣の家の幼稚園児が自転車に乗ってちょうどうちの玄関の前を通り過ぎた。
 
幼稚園に通う前は日中も中庭にたむろしたりして、僕が玄関の前で自転車の整備などを始めると、駆け寄ってきていろいろ外出の邪魔をしてくれた子だが、最近は顔を合わせる機会も減っていた。久しぶりだなあと思って、よお、元気かあ~? と声を掛けたら、その子は顔をうつむけたまま「今日は、遊んであげられないの」と呟くように言い残し、向かいの同年配の子がいる家のドアをピンポンしにいった。……俺、あいつに何だと思われてんだろ
 
昨日は一週間ぶりに合気の稽古。このブログも時々覗いているという師範のN先生が準備体操しながら「うじさん、最近何かお勧めの映画ってないですかあ」といきなり聞かれる。
 
こんなときにぱっと2、3本もタイトルが思い浮かべばいいのだけど、最近はそれほど大量に作品を見ていないのと記憶力がだんだん怪しくなっていることもあって、すぐには出てこない。ま、師範の質問もあまりに漠然としすぎていて、どう答えていいものか迷ったこともあるが。てゆーか、うちの稽古風景、ちょっとゆるすぎね?
 

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大和、轟沈!(T.T)

最近、朝起きてもテレビのワイドショー系がことごとくつまらない。
 
理由は、どこ党の代表選だとか、そこ党の総裁選だとか、さらには維新軍団の旗揚げだとか、もうこの3つの話題にうんざりするほどあふれていて、僕にとってはそんな話題をオンエアしたり、それに関連する人物が登場したりしているときのテレビ画面は、放送休止時の砂地画面と変わらないくらい何の意味もない画面なんだけど、こんな風に感じているのはもしかして少数派なのだろうか?
 
結局のところ、現時点でいま取り沙汰されているどの党のどの政治家と称する人物であろうと、いまの日本をいまより劇的にいい方向に変化させるようなことはできまい。それはこの国の政治制度が問題なのではなく、単にもともとそんな能力を持った人間がこの国の政界にいないだけの話。少なくともマスコミが連日あげつらう名前には、僕は個人的な印象で、いままでカスかアホか犯罪者と思ったような人間たちしか聞こえてこない。
 
特にね、どの党とは言わないけど、今度総裁選をやるとか言ってるとこなんか、候補者の顔ぶれを見た時点で笑ってしまう。次回の選挙では必ずいまの与党は負けると言われているけど、もしかするとここの総裁次第では、また与党が勝てるかも知れないと思えてしまうほどのチープなラインナップ。ほんとにこの党にもこんなタマしかいなくなったのなら、もう2、3回も選挙があるうちに、日本の政党政治は再び終焉を迎えることになるかもしれないと危惧してしまうほどだ。
 
ま、そんな勝手な愚痴を床屋で呟いていたって仕方ないのだが、ワイドショーなんかがこの手の話題をやり続けてくれることで、一ついいこともある。
 
なんと、ワイドショーをほとんど見なくてすむようになった()
 

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カネちゃん2巻目到着(^。^)

今日の昼、Amazonで注文していたものが佐川急便のいかすお兄さんによって届けられる。
 
オーダーは昨日の午後だから、まあずいぶん素早く動いてくれるんだなと改めて驚く。僕はいまでも腹の底のどこかで書籍のネット通販なんてみんな潰れてしまえ的な、呪詛の気分も残っているけど、これじゃ街の本屋が太刀打ちできないのもよくわかる。
 
今回届いた本は仕事絡みで『Dr.林の当直裏御法度』。この先生の当直御法度シリーズは、もう4冊目。基本的にこのシリーズは医学生か研修医向けに書かれてるから、中身を読んでも用語や処置の解説など、素人にはちんぷんかんぷんの場合が実に多い。その半面症例解説などに独特の臨場感があって、ネタを考える際などには案外重宝。今回の本はERで遭遇しそうな事例が豊富に紹介されていて、僕はもう10年くらい前から、万一もしまた僕が医療漫画をやる機会があるなら、次はERしかないと思っており、これもすべてそのときのための準備用。
 
もう1冊は『FBI美術捜査官―奪われた名画を追え』で、これは前からAmazonでチェックはしていたものの、なかなか読もうという気運が高まらずに放っておいたら、在庫が3冊くらいになったというので慌てて購入したもの。僕はいずれ機会があれば、キュレーターものをもう一度挑戦したいと思っていて、これもその準備用。……でも、やっぱり年内は読めないだろうな。実はそんな美術関係の本が、もう5、6冊はたまってる()
 
最後の注文はDVD-BOX。お待ちかね『カーネーション』の2巻目()
 

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3Dは二度と見ない

昨日、久々に八幡マイカルで映画。
 
生まれて初めて見るさんでー映画だったが、これ以外の選択肢がないのだから仕方がない。どうしてもというなら吹替え版では通常画面のものもあったが、劇場まで出かけてきてわざわざ声優の吹替えを聞こうとも思わない。
 
ただし、これでさんでー用の眼鏡の代金がチケットに上乗せされているのだ。2人で千円という額は大衆娯楽であるはずの映画料金の相場から言うと、結構な金額のようにも思えるが、まあ、物は試しという言葉もある。いままで食わず嫌いを続けてきたが、いわゆるさんでー画面にはまれば、案外それはそれで気持ちいいものかもしれないなどと思い直し、この映画を見ることにしたのだ。
 
映画終了後、僕は迷わず劇場の受付係のもとに駆けつけ、この眼鏡を返したいのだがどこへ返せばいいのか訊ねたら、これは購入されたものだから持っていって構わないと言われる。構わないのではなく、こんなもの持っていたくはないのだ。と、説明するのだがどうもよく理解されなかった様子。もちろん僕は二度とさんでー映画を見る気なぞ完全に失せたが、下手にこんなものを持って帰ることで、少なくとも僕がさんでー映画を受入れたという誤ったメッセージが誰かに伝えられるのがたまらなく嫌なのだという話。
 
仕方がないので僕は劇場に戻り、椅子の上にこれ見よがしにさんでー眼鏡を置いて帰ってきたのだが、これがどうも妻の気に障ったらしい。帰りの車中、せっかくいま見てきた映画の感想を話し合いたいのに口を利いてくれない
 

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ポイント・オブ・ノーリターンな9月

今日から9月。毎年毎年、もう2月だもう4月だなどと言って溜息をついているが、正月を別にすれば、9月ってちょっと正月の次にダメージ大きい感じがする。まあ、正月をつかまえてダメージとか言ってる時点で、つくづくもう人生の黄昏を迎えた人みたいだが。
 
ともあれ正月のがっくり感というのは、誰でも予想のつく通り、滝壺を落ちていくがっくり感だ。わかっているのに旧年もまた何一つ達成することなく無為に落ちてしまったという。そんな思いで迎える新年のどこがめでたいのかと。
 
で、もちろんその年が明けてしまうという焦りを伴うカウントダウンは、12月はもちろん、11月や10月の声を聞く都度、気に障ってしまうのだが、9月に入った時点で感じるがっくり感は、いわば前方に滝壺があることは百も承知でいるくせに、6月になっても、8月になっても何らその滝壺を前のめりに落ちていく準備などしていなかったまま迎えた9月である、すなわち、ここがポイント・オブ・ノーリターンなのだという自覚から生まれるがっくり感だから、まあ奥も深い。
 
昨夜、その8月から9月の境目となる時間帯に家で映画を見ていた。
 
もう5~6年前に買ったけどまだ封も開けていなかったDVD『スティング』である。ああ、この頃のポール・ニューマンが僕は一番好きだったなあと懐かしい思いに浸りながら、しかし映画自体は何度も劇場へ見に行った映画なのでオチはもちろん重要なシーンのセリフと構図まで蘇ってくる。
 
一緒に見ていた妻も『スティング』は好きな映画だったというので、念のためにオチは覚えているよなと聞くと、もちろんよと答える。ちょっと怪しさも感じたが、まああのラストのインパクトが、つまり初めて見たときはあそこでみんな「やられたっ!」と思うわけだから、一度でも見た人間がその仕掛けを忘れるはずもないだろうと、そう気にもしないでいたのだが。なのに見終えた後、妻は画面を指さし「え~っ、あのFBIは!?」
 
……やっぱり、そこを忘れとったのか()

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