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2012年10月

図書館借り出し本

肩こりがひどくて、いくらボルタレンを買ってもすぐに使い切ってしまう。あれはあれで結構な値段がするのだがな。

 
最近ではその肩こりが首にまで回ってきたのか、2~3日前から首のリンパ腺までどうやら腫脹していて、押すと激しく痛い。場所が場所だけにちょっち気になるところでもあるが、とりあえずボルタレンを首の回りから鎖骨の上から肩甲骨の裏に至るまでべたべたに貼ってやったら、上半身、なんか出来損ないのミイラみたいになった()。これでもう少し様子を見てみることにするさ。
 
今日、図書館から借りてきたのは『これから出会う物語』〔市川光太郎著〕なんてロマンチックなタイトルがついてるけど、要するに小児科救急の症例集。完全に仕事用の資料ですな。
 
もう1冊は『偽善の医療』〔里見清一著〕という新書で、これもまあ仕事用だが、内容は医師ではなく一般向けに書かれたものだ。刺激的なのはタイトルだけではなく、中味も終末期医療やセカンドオピニオン、医師の安楽死殺人事件など昨今話題となる医療界の事象を採り上げながら、この先生の本音と思える意見が忌憚なく述べられていて、ある意味痛快である。
 

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9年ぶりの・・・キタァーッ!

ついにというか、いよいよというか、メインマシンとして使っているデスクトップを買い替えることにした。
 
もちろん、まだ現役として仕事に使っている最中のマシンであり、最近、おそらく常時ネットに繋いでいるせいで、ときどき動きが恐ろしく重たくなることがあるものの〔多分、ウィルスチェックや何かのバージョンアップなどを勝手にやらかしてくれてるせいだ)、普通に仕事に使ったりしている分には大した不都合はない。ま、これでも買ったときは当時の上位機種を買ったからね。なんだかんだでPCは、多少高くても性能の一番いいものを買っといた方が、あとあと長持ちする。
 
いま調べてみたら、なんとこのマシンは2003年に購入している。その前のマシンは2000年に購入して3年で手放してるから、9年も使い続けたなんて、僕のPC史上、最長記録である。いやあ、そんなに使ってたっけ、このマシン……僕はせいぜい5年くらいかと思っていたから、ちょっとびっくり。
 
買い替える気になった直接のきっかけは、テレビが見られなくなったせいだ。
 

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仮面ライター アマゾン!

タイトルは生ぬるく無視してね。そういえばいま気がついたけどATOK、「あまぞん」と入力して変換すると、第1候補に「Amazon」を出すんだ。このATOKのバージョンは2008なので、早い話4年前に開発されたもの。最近はこうしてバージョンを年で表示するのソフトが増えてきたのはわかりやすくて助かる。そろそろ替え時かなあ、とかね。
 
「ぐーぐる」なんてのはさすがに一発で「Google」を出してくる。「やほー」…じゃなかった、「やふー」も「Yahoo!」を単語としてちゃんと登録してある。「ふぇいすぶっく」は普通に「フェイス+ブック」と変換してきて、まだ単語として登録されてない様子なのはやはり2008年版だからか。最新版なら当然入ってるだろうな。ちなみに「みくしー」を変換してみたら「見+クシー」と変換してきて、あれれ? 2008年でまだこの単語を入れてないのかなと驚いたが、これは「みくしぃ」で無事「mixi」と変換された。英語などの独特な発音を日本語表記で入力する場合、こういう問題がときどき起こる。ま、最初から英字入力すれば済む話だけどさ。
 
今日の午後、Amazonから注文していた本が届く。『あっぱれ江戸の医術』『まるわかり江戸の医学』という本で、どちらも特に著者名もない入門用の雑学本。ま、ここらへんからぼちぼち下調べを始めていって、徐々にハードルを上げていく予定。早い話、いま江戸のERを考えてるんだけど、来年あたりどこかで形にならんかなあ、という程度の話。入門用なので読みやすいけど、中味も薄そう()。ま、それはそれで取っ掛かりとしてはありがたい。
 
テレビで医者ものといえば、
 

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袋小路なオレ(^_^;)

このところ立て続けに女性作家の小説を読んでいる。
 
もともと僕は国産の小説をあまり読まなかったし、まして日本人の女性作家って読んでいた記憶がほとんどないから、ぱっと思い浮かぶ名前がないことに気づいて、いまちょっと愕然とした。……まあ、一時期の宮部みゆきとか、それくらいかな。
 
つまり僕はいずれ小説でもものしようかなどと大それた事を考えていながら、まったく小説読みではなかったわけだ。これじゃあちょっといけないよね、と少し反省し、比較的「週刊文春」やら「朝日新聞日曜版」の書評欄を頼りに、最近はそこそこ自発的に小説を読むように努力している。
 
女性作家が重なったのは、ちょっといま女性のキャラってどんな風に描けばいいんだろうと迷いが生じて、書評などで女性のキャラが立ってると評された作品を慌てて読み漁っているからだ。
 
……そこからかよ()
 

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「だわ」の行方

昨日のケンタロウネタを引きずってるわけではないが、最近ふと、日本語についていろいろ物思うツボ、じゃなくて、物思う機会が増えている。
 
いまはまったく仕事のど最中で、しかも本来の〆切から10日くらい遅れた原稿だから、あまりゆっくりもしてられないが(それは昨日もそうだったけど)、その、たったいま、ナースの梢ちゃんのセリフで「あの人って貴重な存在だわ」と書き終えたところで、ふと手を止めて考えてしまったのだ。
 
「だわ」……最近、僕の身のまわりでこんな語尾を付けて話す人、いたかな?
 

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思うツボ(-_-;)

ツボ、思うんですよねぇ。
 
「キモイ」って言葉。
 
あれ、「気持ち悪い」という意味でみんな使っているみたいだけど、
 
素直に考えれば「キモイ」って、「気持ちいい」を縮めたものと考えた方が自然なんじゃないですかねぇ。
 
「気持ち悪い」という意味で使いたいなら、「キモワッ」とか「キモルイ」とでも言った方が、元の言葉に近いイメージじゃないかと……
 
思うんですよねぇ。
 
()

父の慟哭

それにしてもiPS細胞による心臓病治療の話には参った()

 

うちは読売新聞は取ってないので、そのニュースを知ったのは先週の朝の『すまたん』の辛抱さんのニュース解説のコーナーだったのだが、新聞記事をテレビで解説するコーナーだから、もちろん詳しいことなどよくわからず、ただ話の額面だけ信じれば、それって凄いことじゃん、iPSってもういきなりそんな治療に使える話になっていたのか、まったく知らんかった! と、自分の不明を恥じたものである。

 

恥じたばかりではなく、ちょうど先週書き上げた『なみ診』の原稿が、このところシリーズネタとして登場させている心臓病の少女の最終エピソードで、ま、こんなところを覗いている『なみ診』読者がいるはずもないだろうからネタをばらしておけば、彼女は結局国内で移植手術は受けられず、父親は決死の覚悟で1億近い金を作り、海外での移植手術を求めて成田を飛び立つ、という場面で終わっている。

 

そのとき空港ロビーで見送りに来た桂木と交わす会話があるのだが、桂木は結局、日本の移植医療態勢では彼女を救うことができなかったことを詫び、それに対して彼女が返す答えに、僕は一瞬、この聞いたばかりの最新のニュースを採り入れてやろうかと思ったのだった。つまり、もしかしたら将来、iPS細胞によってこんな難病も移植を待たずに救われる日が来るかもしれない、と。それは現にそんな病気で苦しんでいる人々に、大きな希望をもたらす福音にもなるじゃないかと……。

 

書かなくてよかったあ~()

 

ま、正直言ってそんなに大した勘が働いたわけではなく、読売があんなに1面ででかでかと書いてるのに、そんな大ニュース、しかもノーベル賞獲得のこのタイミングで凄まじい快挙が行なわれて、他の新聞各紙が指をくわえて見ているはずがないと思っただけだ。特に、いくら読売が抜いたとはいえ、そんな科学話題大好きな朝日新聞が一言も触れてないのはなんでかと。も一つついでに言えば、辛抱さんが興奮して解説しているその横で、いつも茶々を入れる役割の森ちゃんが「なんかドクター・ハウスみたいな話やなあ」と突っ込んでいた通り、確かにすべてがあまりにドラマチックで出来すぎた話という感覚もあった。

 

今朝のワイドショーはあっちもこっちもトップニュースは問題の人の話題で花盛り。てゆーか、もう笑っちゃうくらいこの自称研究者の話がうさん臭すぎて、よく考えれば笑えないのは日本のマスコミの能力だ。この人のことは、少し真面目に裏取りをやれば、今回の話が少なくとも眉に唾して聞いた方がいいくらいのことは、すぐわかったんじゃないか。それをこんな簡単に真に受けて1面に乗せる新聞も新聞で、確かに大マスコミの記者の取材能力は年々劣化しているらしい。

 

でもそれは、日本人全体が最近どうも劣化し過ぎてんじゃないかと思える今日この頃の現象の一つだから、マスコミの記者だけを責めてすむ話でもなかろう。僕なぞ日本人がエスカレーターを歩き始めた頃から、この国の人々の美徳であった道徳心や礼儀や共感能力などがどんどん衰えていると言い続けているのに、そこで食い止めなかったからこの国の人々はいま、こんなことになっているのだと宇宙人でなくたってわかりそうなものだ。

 

だからといって、僕は別段日本人にも、あるいは日本の報道記者にも絶望しているわけではない。たとえば昨夜やっていたドキュメンタリーの話。

 

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狂戦士の迫力

ここ数年は、いわゆるジブリ映画くらいしか、ちゃんと劇場へ出かけて観たアニメ作品の記憶がない

 

だからWOWOWでオンエアしたものを録画していたこの作品を見たとき、これは劇場へ出かけておくべき映画だったかなと、ちょっと反省した。この数年、日本製の映画でちゃんと劇場で観るべきだったと反省したような作品などほとんどなく、いわんやアニメをや。

 

そのタイトルは『ベルセルク』。僕はこれ、7、8年くらい前までは原作のコミックも買っていて、確かその頃に一度テレビでもアニメが製作され、そのアニメの出来もなかなかよかったという記憶はある。ただ問題はね、いつ終わるんだこれ!?

 

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黒沢映画の分岐点

なにしろ眠くて眠くて。
 
晩飯食いながらWOWOWでいまやってる黒沢特集の1本として録っておいた『蜘蛛巣城』を見る。
 
黒沢作品の中ではどちらかといえば小品の部類に入りそうなこの作品が、僕は昔から好きだった。たぶんそれはクライマックスの三船さんめがけて無数の弓矢が射かけられる、あの迫力に目を奪われたときからのことだろう。
 
あれは一応、体に刺さる奴はピアノ線張ってたらしいけど、あの三船さんの左右に打ち込まれる矢は、弓の名人に実際に武者の格好させて至近距離から放たれたものだとか、あのシーンに関してはいろいろ伝説もあって、今回もまた恐怖の叫びを上げる三船さんのアップを見ながら、果たしてこれは演技かマジか、想像しては楽しむのである。
 
久々に見たけど山田五十鈴が恐すぎる。まあ、マクベス夫人は誰がやってもたいてい恐くはなるのだけれど、うまくて顔の恐い人がやれば、ほぼ最強のマクベス夫人になる。僕は高校2年か3年の時、滋賀県に公演に来た劇団『雲』の「マクベス」を何を思ったかいきなり友人と二人で大津の県民ホールみたいなとこまで見に行って、その時にマクベス夫人を演じた岸田今日子の芝居が、いまだに脳裏に焼き付いて離れない。えーとそれはね、芝居の感動とかいうものとはちょっと違う。……どちらかといえば、トラウマに近い()
 
『蜘蛛巣城』の山田五十鈴は、ほとんど表情を変えず、声の調子も抑えている。なのに部下に慕われ、友情にも厚い豪傑武将だったはずの三船敏郎を、結果的に滅びへと導いていく経過は、若い頃に見たときはあまり感じなかったが、いま見るとぞっとするほど恐い。
 
そういや数日前はWOWOWの黒沢特集、夜に『影武者』をやってた。
 

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