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『慮』不足の背景

僕は日本語入力IMEとしてATOKをもう20年以上使っていますが、いまたまたまこうやって仕事していて、文中に「慮る」という単語を使いたくなったため、変換しようとしたら「お門場刈る」なんて表示されてしまい、なんじゃこれはと開いた候補窓を見たらこの単語が登録されていないことに気づいていきなりキレました。

 

「なんだこれは! 外国産ならともかく、ATOKともあろうものが『慮る』という単語を登録から外しているとは! それともこの漢字は知らないうちに国語審議会みたいなところで勝手に使用禁止にでもされてしまったのか!? 最近の日本人はどうも慮れない連中ばかり増えてきたような気がするのはそのせいかっ!」

 

てなことを、徳島出身の会社に苦情メールでも送りつけようかと思っていたのですが、その前にふと立ち止まり、念のためにと思ってネットで「慮る」の読みを調べてみました。

 

なんと! 「慮る」の読みは「OMONPAKARU」であり、実際そう入力したらATOKは一発で変換してきたのです。

 

実は僕、多分この字を知ってから40数年くらいの間、ずうぅっと、この字を「OMONBAKARU」と読んでました。つまり、間違っていたのは僕の方だったと。そんなことを奇しくも56になったばかりの夜に学んだわけです。苦情なんか送ってたら大恥かいてましたね(^_^;)

 

でも、正直言えば僕はどうも釈然としません。だって「慮る」の読みが「おもんぱかる」って……「ぱか」ですよ、「ぱか」。なんか全然文字のイメージにあってないような気がしません? 何より僕は、この字を覚えた頃、確かに「OMONBAKARU」として記憶した覚えがあるのです。

 

というわけで、僕は今後も「慮る」は「おもんばかる」と読むことに決めました。ええ、ATOKにも単語登録しましたよ。「ラ行五段活用」で。

 

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てな文章を、さっきfacebookの方にUPしてきた。あそこに何かUPするのは、半年かそこいら、いずれにしろかなり久しぶりのことである。

 

最近はちょぼちょぼと、facebook経由で「ともだち」申込みをされることもあって、そうなるとあんまり何ヶ月も音沙汰無しのままにしているのもまずいかなあと勝手に心的圧迫を感じてしまい、結局そんな思いに浸るのが嫌だからブログの更新やらネットそのものを回避してしまうという行動に陥る時期と、逆に躁状態になったように愚にもつかないことをひたすら書き散らかすなんてことの繰り返しを、どうもこの数年やっていただけだな。

 

いや、ブログなどはまだいいのだ。これを始めたのはもっぱらもともと、あくまで仕事の気分転換だったから。仕事で何か書いてる合間に、さらに別のことを書きたくなるというのは、どこか病気のようなもので、本当は書く仕事の気分転換なら散歩に出たり、映画でも見に行った方が遙かに健康的だと思うが、実際はそんな時間がないので、ずっとパソコンの前に座ったまま出来る、こんな気分転換の方法を最初の頃の僕は確かに求めていた。

 

なにしろいくら書くことが好きでも、仕事で何か書くことは大なり小なりストレスの溜まる作業になるからね。仕事でストレスを思い切り溜めて、ブログで発散する。これでバランスをとっているという面はやっぱりある。僕がブログでやたらちんこまんこなどと下ネタに走っているときは、相当何か溜めてんだろうなと察してくだされ。

 

ところがこのfacebookの方で書くことって、けっこうテーマの選定に困る。だって基本、見ているのは自分の見知った友人知人たちだし、そこで何か書くということは、そんな彼らの前に出ていってステージで一席、マイクを使って何かパフォーマンスをするようなものだからだ。

 

落語をやる人間もいれば、自作の詩を読む人間もいれば、歌を歌う奴だっているだろう。でもね、僕なんかそもそも人前で何か表現するなんて行為は、無茶苦茶恥ずかしいことだと思ってるから、どうもいつも、何かやろうとしてもステージの上に立ってマイクを2、3度指先で小突き、「あ~、あ~」とマイクのテスト中のようなことを呻いただけで帰ってくることになる。まあ、そんな人間がよくも表現を商売にしているとも思うが、案外、こういう商売にはこの手の極度の恥ずかしがり、どうかするとある種のコミュニケーション不全みたいな人は結構いるもんだよ。

 

さて、facebookとこのブログをどう両立させていくかだ。いくら気分転換と言っても2カ所にそれぞれ別のことを書くほど暇でもないし、いま述べたようにブログとfacebookでは、少なくとも僕にとってはその性格はまったく違う。ときどきfb絡みの知り合いなどは、ブログ更新の記録をfbに載せりゃいいじゃないなどと言って、実際そのように運用している友人もいるけど、僕は正直言って、fbの知り合いを自分のブログに誘導はしたくない。だってfbでは一応ちゃんとした大人の知り合いばかりで、女性の友人も多い。

 

そんな人らに、ときどきちんこまんこみたいな話をしてる俺は断じて知られたくない! といってブログでfbに書くような当たり障りのないことを書くように自主規制したら、まったく仕事と同じようにストレスが溜まる。どうすりゃいいんだ。次はアメブロか。

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コメント

 うじさん、ちょっと待ってください。確かに正しいのは「PAKA」でしょうが、「BAKA」の方も訛りのレベルで浸透しているのではないのでしょうか。
 ちょうど関西、大阪あたりで雰囲気が「FUINKI」でも通じるように。
 その根拠。私のWINDOWS7の標準日本語IMEでは、「PAKA」も「BAKA]もあるということ。そしてIE9のURL書くとこ、一個ずつ入力すると、「omonbaka」で出てくるんですよ! どういう仕組みか私はわからないですが、「PAKA」では出ません。

 ついでに私も「BAKA」派ですなーのだ。

http://d.hatena.ne.jp/hiiragi-june/20120606

インターネット上に詳しいのがありました。のだ。

Takaishiさん、こんばんは。

あ、やっぱり「ばか」と濁る方で覚えておられましたか。じゃあ、あながち僕だけが勘違いしていたわけでもないのかと安心しました。しかもMS-IMEだとちゃんと両方の発音で変換してくれるんですと!?

さっそく確かめようとIMEを切り替えようとしたら、僕のマシン、とっくにMS-IMEを削除してました()

でもこの20数年、ATOK右翼を自認してきた僕には、それって結構ショックな話です

 うちのATOK2008では、「おもんばかる」で変換できますよ。カナ入力ですけど。
 おもんばかる、で変換して、もう一度変換おして、かなに戻すと「おもんぱかる」に修正されますけど(^_^;

えーっ? うちも現時点でメインにしてるデスクトップに入れてるのはATOK2008ですが(ちなみにバージョンは21.0.2.0)、これですよ「おもんばかる」と入れて「お/門場/刈る」と変換しやがるのぼう様は()

ただし、去年買ったノーパソのATOK2011、さらに次期主力が決定してるニューVAIOはATOK2012、いずれも「おもんばかる」「おもんぱかる」で変換してくれました。どうなってるんだろう……もしかしてATOKの辞書に落丁とかあるのか!?

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