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店仕舞いシーズンに突入

まあ、テレビドラマの話だけどね()

 

でも今期は、国内ドラマで最終回まで完走するだろう作品が何本もあって、例年シーズンごとに1本あるかないかだった気になる作品が、今期は4本もある。こんなこと、個人史的には30年ぶりくらいかもしれない。

 

局としては今期はフジ系列のドラマが傑出していた感じがする。逆に傑出してダメなのはNHKではなかったか。何かチャレンジの方向を勘違いして、いまどきこんな脚本をこんな演出でドラマにするかよ、と言いたくなるような話が多かった。

 

ちなみにNHKでは僕は2本の海外ドラマ、ぶっちゃけて言えばいわゆる「韓流ドラマ」を見ているが、2本とも時代劇で、そのうちの一つ『王女の男』がこの間の日曜に終わった。

 

これを見始めたのは、たまたま妻が買ってきた韓流ドラマの解説本の1つで、このドラマのことを大絶賛していたのがきっかけ。ちらと流し読みした僕が、ちょうどその番組がその時期から始まることに気づいて、そんなに素晴らしいドラマなら見てみるかとチャンネルを合わせたせいだ。

 

いまから考えれば体のいい番宣に引っかかったのかもしれない。

 

確かに新しいドラマだから、画面はきれいだし、王宮の様子もCGなどでそれなりの空間を見せる工夫はしていたけれど、韓国ドラマの宿命とも言える悪い癖がここでも顕著に表れていて、つまり最初の頃はどれほど面白そうに見えた素材でも、話が進むほどしょぼくなっていくという……

 

もうね、この話は韓国史に名高い悲劇的な事件を扱っているのに、後半は僕なぞテレビに向かって突っ込み倒していた。2メートル後ろで立ち聞きしてる人間がいるなら気づけよ! とかね。そしてあの最終回。韓国版ロミオとジュリエットという惹句をつけてるくらいなんだから、この物語が悲劇的に終わることは承知していた。だけどさすがにあのラストにはぶっ飛んだな。なんだ、それ~!? てな感じ。

 

万一あのドラマを楽しみに見ていて、最終回をまだ見てない人がいると困るのでこれ以上は書かないけど、まあ掟破りも甚だしいね、あれは。正直、オチを見せる前段階の、ある場面でさすがにちょっとじわ~んと涙腺が熱くなりそうなシーンはあったのだが、そこまでミスリードしておきながら、それがまさか、そのまんまだったとはまったく思わなかったんでね、ある意味やられましたわい……って、全然感心できないけど。

 

いろいろたるみゆるみはあろうとも、そうなるといま見ているもう一本の韓ドラ、『イ・サン』の方が政治ドラマとして遙かに面白い。まあ、これも70数話続いてきて、今年の年末にようやく終わる。こっちとしてもまる2年近く付き合ってきたから、正直辟易してる部分もあるのだけれど、ここまで来たら最後まで付き合って看取ってやるしかない。いずれにせよ、この『イ・サン』が終われば僕はもう韓ドラは当分見ない。さすがに飽きた。

 

国産ドラマでは一足先に『ゴーイングマイホーム』が終わった。

 

これ、ローマ人として人気絶頂の阿部寛を主役に、山口智子の久々の復帰だの、カンヌ監督の是枝さんに脚本・演出を任せるなど、様々な話題を振りまいたが、蓋を開けてみればなんとまさかの視聴率5%とか6%とか。関係者はみんなビビったろうな~。

 

僕はでも、これをきっかけにテレビ関係者が視聴率なんて、ドラマの中身や値打ちには何の関わりもないものだという再認識がちゃんと行われるきっかけになればいいと思う。少なくともこれを毎週見ていた視聴者は、そんなことにはとうに気づいていただろう。今期、というより今年度の国産ドラマの中で、僕はこの作品がベスト1かそれに近い場所に値する作品だったと思う。これに関しては、今後必ずそういう話が起こってくると断言してもいい。

 

だからこのドラマ自体の感想は、いずれまた1項目として書くつもりでいるけれど、とにかく演出がきめ細やかで丁寧。なんだかテレビなんてもので職人技を堪能させてもらった感じ。告白すれば最終回のあるシーンでは、僕は思わず号泣してしまった。もしかしたら、父親を亡くした人間にしかわからない感覚かもしれないが、僕はやられた~、うめえなあ~と呻きながら、テレビの前で嗚咽していたのだ。

 

いろんなドラマがあってけっこう。シリアスでもおバカでもお色気でもなんでも、ドラマを見るだけでもこういう選択肢のある国に生まれたことはハッピーな話だもの。ただし、それらのドラマはいままで、僕をハッピーにしてくれたためしがほとんどない。

 

でもこのドラマは最終回が迫ってきてもなお、まったくどこへ転がっていくか本当に予想はつかなかったが、僕は第1話を見た瞬間から確信していた。必ずこのドラマは最終的に僕らをしあわせな場所に連れて行ってくれるだろうとね。そして、それはそのとおりになった。

 

こんなドラマを見せてもらったことに感謝する気分になるなんて、まったく何十年ぶりの話だろう。

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