サイボーグ激おこプンプン丸

神山さんの『cyborg009』を見る。これ、予告を見たときはサイボーグたちの動きの斬新さに期待してしまい、絶対劇場で観るつもりだったが、結局うちの近所には来なかった(T.T)。本編を見たいまは劇場に行かなくて正解だったと思ってる。行ってたら間違いなくもっと激怒してた(^_^;)

— 嵐山鉄寛 (@ujiyan) 2013, 12月 23

予告を見た段階ではマジで期待した。石ノ森さんの少年漫画らしい柔らかい線が消え、攻殻機動隊な輪郭のキャラにみんな変貌してたけど、それで21世紀のアニメと呼ぶにふさわしいハードな『サイボーグ００９』が見られるならそれでいいかと。予告では００２ジェットの両足がパカッと割れてブースター噴射で空を飛び、００９ジョーの加速装置は『不思議な少年』の如く一瞬で世界を停止させ、その中を彼は自在に移動する。

30年前、あるいは50年近く前のアニメ技術では表現できなかった彼らの能力が、現代の技術でビビッドに蘇り、僕はまず何よりもそのことに感動して、この映画、絶対見に行く！　と心に決めたのだった。

はい、ほんと行かなくて助かったです()

この暮れにまだ愚痴るかよ、冬の空

志ん生の『蜆売り』を聞いて仕事。鼠小僧次郎吉が主人公の人情話、現代の日本人にとって次郎吉は義賊の英雄だが、事実を理性的に見れば死罪になった大泥棒というしかない。この墓に「決して人のものは盗まない」と誓うために参拝するなんて人がいたら次郎吉だって戸惑うだろう。え？俺にそれ言う!?

— 嵐山鉄寛 (@ujiyan) 2013, 12月 27

て、まあ最後の言葉はちょっと意味不明かもしれなかったけど、なにしろ対太は文字数制限があるんでね。ちょうどあそこで切れちまったんだが、もちろんラストのセリフっぽいあれは、次郎吉がびっくりしてそんなこと言ってんじゃないか、てな感じで下げてるわけですな。どうも、東京ダイナマイトです。

まあこれは、例のあんべちゃんが靖国に行って、思ったより世間の、てゆーか対外的にもちょっと思ってたより風当たりがきついぞと、もちろんここであの男は中韓をナメるためにあんなことしたようなものだから、その２国の反応は織り込み済みだったんだろうけど、思ったより（彼ら自民系政治家にとっての）宗主国であるアメリカの反応が厳しそうだということがわかってきて、慌てて、いやいや私はあそこで不戦の誓いをしてきたんです、なんて適当なことを言ってまたお茶を濁そうとしてるっていうかね。

どのツラさげて

もう、あまりに露骨すぎて笑ってしまう。いや、今日の、正確にはもう昨日の話だけれど、例のあんべちゃんの靖国参拝の一件。

立場を一つはっきりさせておけば、僕は靖国神社というある種の宗教施設自体には恨みも偏見もない。戦死した人々をそこで祀っているのだと喧伝されれば、いまだ生き残る戦死者の遺族が手を合わせに参りに来る、その心自体は神聖なものだとも思う。だから政治家が、もしも自分の父親や兄弟、親族が祀られているから参りたいのだというなら、それこそ個人の信教の自由の問題でもある。誰がどう言おうと、その筋は通せばいい。

ただ寡聞にして僕は、あそこに参りたがる政治家たちの口から、自分の家族が祀られているから来たなどといった理由が語られるのを聞いた覚えがない。つまり彼らは議員バッジをつけて参拝することにこだわっている。要するに個人ではなく公人としての参拝を印象づけたいわけだ。

ということは、彼らの参拝は明らかに他国への日本のメッセージとして受け取られる。中国や韓国がぎゃあぎゃあ言ったところで、これは内政干渉だから相手にしなければいい、という論法を言う人もいるが、本気でそう思ってるならあまりに頭が悪すぎる。あれは一国のメッセージに対する他国の返信なのだ。

中国や韓国は直接の被害者なのだから、そりゃいつまで経ってもぎゃあぎゃあ言うわさ。僕がそう言うと、ぎゃあぎゃあ言うのはこの２国だけで、他の国は別に文句も言わず日本を支持してくれてるなんて、真顔で言う人もいる。文句を言われないのは支持されてるからだと思えるほどおめでたい頭の大人が、もしかしてこの国には最近増えているのだろうか。

さ、最終回があっ・・・・(゜゜;)

出張から戻り『八重の桜』を堪能しようと視聴。まもなくラストと思われる辺り、八重が故郷の桜の前で西郷頼母と再会する場面に、おおっ頼母、生きとったんかっとこちらも思わず涙！いいエンディングになりそうだと思った瞬間、録画が切れる。最終回なので普段より15分拡大されてたのだった(T.T)

— うじくん (@ujiyan) 2013, 12月 16

街で彼を見つけたら(FB)

過日。

原稿をあげ、夜中の０時頃から近所の酒屋へ飲みに行く。最近は（あ、最近に限らないけど）どうしても原稿の上がりが僕の目算より６時間から12時間くらい遅れることが多く、昼過ぎに上げると編集さんに約束すればたいてい夜の９時くらいまでもつれ込み、夕方までには必ず送ると言うと調子がよくても真夜中近いアップ、悪きゃ翌日まで持ち越しとなる。

必然、そんな時間帯から飲める店なんてこんな田舎町では限られているのだが、僕がたまに行くその店の店主はどんな嫌がらせのつもりか、客が払った勘定の釣りが２千円以上だと、必ず２千円札を混ぜて返すというはた迷惑なことをする男であった。

たとえば２千円の勘定に１万円札を出せば２千円札４枚の釣りがくるという具合で、彼はそのためだけに毎日銀行に行ってせっせと紙幣交換しているそうである。仮に店のキャラ付けのつもりだったとしても、営業努力の方向が何か間違ってるぞと誰か教えてやれよという気にもなるが、とりあえず僕はこの店を出てポケットに２千円札なんて鬱陶しいものが紛れ込んじまったら、帰宅途中でコンビニに寄り、すぐさま崩して帰ることにしている。

借金の理由

確か生活に不安があってお金を借りたとか言ってなかったっけ？@猪瀬知事「給料１年間返上」　都議会総務委(産経新聞) - goo ニュース http://t.co/esBoEcVVIU

— 嵐山鉄寛 (@ujiyan) 2013, 12月 10