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さ、最終回があっ・・・・(゜゜;)

 

最終回シーズンにはよくある話。ま、大河は再放送の機会が多いから、そんなに焦ってないけどさ。ただ今期は連続して見ている日本のドラマが1本もなく、通年で見てきた『八重の桜』が終わるのは寂しい限りだと思ってたのに、最後にこんなケチがついてしまった。もちろんそりゃ自分の不手際ですが。

 

会津戦争が終わってから話が小ぶりになっただの、なんだか歴史教養番組の再現ドラマを見せられているようだのいろいろ文句も言ったけど、このドラマがその内容的に結構上等なものを見せようとしてくれていたことは間違いない。

 

同時にそれは現代日本の近年の動き、具体的にはこの国が結局盗人のような連中に取り戻されてしまってからの、僕らがこれから向かわされるかもしれない場所に対する不安と疑念を、このドラマは意図的にか偶然か実にうまく採り入れて、訴えるべきことは訴えようとしていたと思う。

 

昨今の環境を鑑みるに、もしかすると今後のNHKではだんだんに、ろくな番組が見られなくなってしまう可能性もあるけどね。日本近代を扱い、割と避けられがちなテーマにもそこそこ踏み込んで展開した『八重の桜』は、こうやって最後まで見れば意外にも近年の大河の中では一番骨のある作品になった。

 

その理由の一つには会津という、筋と反骨の塊のような士魂を、物語の根っこのキーワードとして組み入れたおかげでもあろう。一頃世間で話題となった「倍返し」などという下品極まりない言葉よりは、僕にとって今年の流行語は、「会津魂」で決まりである。

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