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今期のドラマは・・・

夏頃からまたも韓ドラ歴史劇の『武神』これ、絶対オススメ)という作品にハマり、毎週2枚ずつDVDを借りてきていたが、いよいよクライマックスを迎える展開になってきていま、毎日見るたびに鼻水をジュルジュルいわせている

 

ま、夏場に韓ドラにハマったのも多分、日本のドラマが不調だったせいかもしれないが、もういまはほんの2ヶ月ほど前に何を見てたかさっぱり思い出せない。とはいえ番組改編期、一応気になるものだけチェックしてたら、意外にも今期の日本のドラマ、そこそこ見せる作品が増えてるような気がする。そういえばこの1~2年くらいのスパンで、日本のドラマにかすかに復調傾向が見られるのは気のせいだろうか。単にジャニ系のタレントの露出が減ってきただけなのかもしれないが。

 

のっけからジャニ系をけなしときながら何だが、今期一番の期待作はクドカンだ。タイトルも『ごめんね青春』と、いい感じでナメてる抱腹絶倒の学園ドラマ、確かあの主役は多分ジャニ系だと思うけど詳しくないのでわからない。宮藤官九郎の脚本は僕的には当たり外れが大きくて、こっちのツボにハマると大受けするけど、入らないとかすりもせずにスカーッと通り過ぎていく、そんな印象があった。

 

でも『あまちゃん』を経た後のクドカンは確実に一皮むけた……そんなこと、いま思いつきで言っただけだが。そもそも『あまちゃん』後に初めて見るクドカンの脚本がこれだし。でもね、内容云々以前にこのドラマ、勢いがある。やはり朝ドラで完璧に波に乗っちゃったんだろう。演劇出身の才人作家としては近年、何を書いてもつまらない三谷幸喜がいるけど、クドカンは逆にNHKを経て磨きがかかった。

 

ともあれ、この作品は傑作になる予感がする。第1話を見ただけでこんな感覚に襲われるのは、最近では『最高の離婚』以来。『離婚』と同様、この作品も主役にあまり魅力も演技力も感じないのだけれど、とにかく相手役のヒロインがその欠点を補ってなりなりあまっている。そう、これは中身をどうこう言うより、満島ひかりの圧倒的な存在感を堪能するためのドラマなのだ……違うかもしれないけどさ。何にせよ、毎週録画決定。

 

まったく興味も見る気もなかったのに、たまたま火事と消防活動の様子の画像資料が必要になって、仕方ないからちょうどタイミング良くオンエアしていた消防隊を主人公という触れ込みのドラマから画面キャプチャするため録画することになったのが『ボーダーライン』。なんとそれ以来、意外と気に入って毎週録画している。最初、主役が小池徹平だの藤原紀香だのと知った時点で個人的にはまったくアウトだったんだが。

 

ツボったのは、多分大阪消防局が全面協力してるんだと思うが、消防署の内部や実際の消火活動の手順などが比較的ちゃんと再現されていること。冒頭の119コールセンターなんか、あれはどう見てもセットではなく本物だ。つまり、録画しておけば後々画像資料に事欠かないといういやらしさが半分()

 

あと半分はそこそこ展開も次はどうなるんだみたいな工夫がいろいろしてあって、まあ、相変わらず日本ドラマ特有のべたべたした描写もあるものの、我慢できる限り目をつぶれば、結構展開は面白い。多分製作側としてはサードウォッチみたいなものを本当はやりたかったんじゃないかな。ま、あれと比べてしまうとこっちの作品はまったくまだ同じ土俵にも登れない段階だけどね。

 

WOWOWのオリジナルドラマとして始まった『グーグーだって猫である』は、宮沢りえ主演の癒やし系ドラマ。なんだか大げさな社会派ドラマの多いこの枠にしては、珍しいタイプだけれど、原作が大島弓子であればこのふわふわ感も納得。監督は『ジョゼ』なんかの犬童一心、音楽が高田渡さんの息子。原稿を書かない漫画家の宮沢りえに振り回されながら世話を焼き続ける編集者に長塚京三の息子。みんないい味出してる。もしかしたらNHKあたりなら少し可能性あるけど、普通の民放ではまずスポンサーのつきそうにない話。

 

だからいい。登場人物の誰もが、レギュラーはもちろんゲストもみんな表情がすごく自然でいい。第1話の田中珉さんなんか、もう間違いなく本物のホームレス。なのにえもいわれぬ気品があって、すなわち最も汚穢にまみれ、忌避される存在の中に宿る聖性の存在というものを体現していた。この話がどこか神話か寓話のような趣を持つのは、そういった役者さんたちと、その魅力を引き出す脚本のおかげである。

 

『Nのために』は、もう最近1クールに1本は入ってくる印象がある湊かなえミステリー。いつまでこの手に引っかかるんだろうと思いながら、ついつい見てしまう。まだ始まったばかりで上出来か下作かはわからないが、とりあえずヒロインの母親役である山本未来の壊れっぷりは、なかなかのもの。最近はもうあの人がどんな無茶をするのかという恐いもの見たさで録画してるようなものである。ただ、もちろん話も展開もまったく違うから、文句を言うつもりではないのだけれど、

 

これ、多分に『白夜行』とシチュエーション、かぶってね?

 

ま、話が進めばどんどん違う展開になるはずだが、とっかかりの部分でそんな印象を持たれることは、あまり得策ではなかろうに。とは思った。

 

今期毎週見てるのはこんな感じかな。間違っても『ドクターX』とか、見る前からカス気分満載にさせてくれるようなタイトルは近寄りもしないので、そういうドラマのことはどう思いますかとか、そんなメールは決して送らないで下さい()

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