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週末はスルーで温泉(^^)v

思いついたときに思いついたことを思いついたまま書いていくことにする。

 

この週末はなんだか気の重いことになりそうなので、土日はちょっと温泉で一泊してくる。もちろん小説の仕事はまだ何も終わっていないが、このところ気分が滅入ることばかり多く、このままでは本当に神経に何か悪影響でも出てしまいそうだから、とりあえず強制的に精神を2日ばかり休めにいくのである。同世代のせいか、わりと皮肉な言い方に親近感を覚える小田嶋隆先生などは、山歩きに行ったそうだが、その気分もとてもよくわかる。

 

もっともこの旅行は夏頃から計画していたことで(^^ゞ、いくらなんでもこの時期には、もう仕事も手を離れて気分さっぱり湯に浸かれると思っていたのだ。もう俺は、二度と自分自身をすら信用するまい。するとたまたま世間がこんな騒ぎになってきて、いろんな意味でタイミングがちょうどよくなってしまった。どっちにしてもあまり喜べる話ではないのだが。

 

言っとくけど、もちろん投票は棄権しない。ちゃんと期日前投票で済ませていくつもりである。だけどまあ、多くの新聞で喧伝されているように、自民が単独で300を超えるような議席を取れば、確実にこの国は終わる。少なくとも、僕がいままで愛し、誇りにもしていたこの国の善良な部分のいくつかは、数年以内にいびつな変化を遂げていくことになるだろう。

 

もちろん僕だけのせいではないにせよ、そこそこ民主主義やらを信じていた僕のような人間の多くは、同時に民主主義をなめていたとも言える。民主主義はヤン・ウェンリーの言葉を待つまでもなく、恐ろしく手間のかかる迂遠なシステムで、それを維持するためには少なくとも民主主義が劣化することのないよう、不断の努力と検証が必要だった。

 

放っておけば良きものを駆逐するのは悪貨だけではない。自分に余裕がなくなれば、あるいはそうすることが自分の気持ちにとって楽ならば、人は平気で適当な他者を敵に擬して排撃し、共存の夢を破ろうとする。本来、寛容で柔軟に異なる文化や人間を取入れてきたこの国の人々の一部に、不寛容で硬直した思考が熱病のように蔓延している状態を見れば、つくづく情けなくて溜息が出る。

 

僕は選挙権を得て以来、投票した政党や候補者はその都度バラバラだったが、ただの一度も自民党や自民系の候補者に投票したことがないのは、ちっぽけな誇りの一つである。ただし、いまの自民党に比べれば、僕が投票権を得た頃の自民党ははるかにましだった。金権政治家や権力亡者のような政治家は、もちろん昔の自民にもいたが、一つまったく違う点は、当時の自民党の中にはちゃんと良識派と言われるグループも存在したことだ。

 

いまの自民党に良識を持っていると言われる人間はいるのだろうか。3~40年前なら僕はすぐ何人かは思い当たったが、いまはまったく誰も思い浮かばない。実際、そんな人間があの党内に数十人単位という数で残っていたなら、ナチの手口を真似ようなんて言ってる内閣が、これほど無風で続いているわけなどない。それは彼らの自民党愛にとって、沽券に関わる問題になってるはずだからだ。

 

ま、こんなところで愚痴ってるより、週末旅行に行くためにさっさと仕事を進めねばなるまい。日曜は旅行から戻ってきても、当分新聞もテレビも見ないかも知れない。かろうじて新聞の事前予測に希望があるとすれば、惟新と次世代が全滅してくれることなんだけど、それもどうなるかね。

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