インターナショナルお調子者
「特定の民族を差別し憎悪の対象とすることが、人間をどれほど残酷にするのかを学ぶことができた」とか言ったらしいが、そんなとこまでわざわざ出かけて行って学ばなくても、なんで我が国の歴史で学ばなかったんだ!?@首相、ホロコースト記念館で演説 http://t.co/Qd9Uyp2dnX
— 嵐山鉄寛 (@ujiyan) 2015, 1月 20
どの面さげて、という言葉が美しい日本の言葉の中にはあるけれど、我が国の政府で、現在総理大臣をやってるという人物の言動には、実にこのように突っ込みたくなることが多い。
たとえば安倍はこの演説の中で、つまりユダヤ人虐殺記念館でスピーチしてんだから、当然ユダヤ人に通りのいい名前だろうと思って出したに違いないが、杉原千畝氏なんかにも言及したりして、彼の勇気に倣いたいなんて調子のいいことこいている。
けれど、こんな人がいま外務省にいて、個人の真っ当な価値観によって政府の方針とは違う行いをぎりぎりまで貫いたりすれば、安倍は真っ先に首にするとしか思えないんすけど……。あるいは特定秘密保護法案なんかの運用を適当な解釈によって適用し、懲役刑をくらわせようとするかもねなんて思うのは、私の妄想かな。ま、それなら嬉しいんすけど。
自分の思惑と違う選挙結果で選ばれた一県の首長に冷淡な扱いをしたり、補助金減らしたりなんてあまりに露骨な、おまえどこの時代の悪代官だよと言いたくなるような子供じみた人物が、いま我が国の総理大臣という職にあることの生ぬるい喜びを、私なぞ日々感じている。
もしあの安倍とかいう人物が、自分の言ってることの意味を自分でわかってスピーチしてるなら、つまり本気で杉原千畝に倣いたいなぞと言ってるなら、杉原氏がなぜ外務省を石もて追われるように追い出されたのか、施政の長としてはまずそのことに思いをいたすべきだったろう。
目についた都合のいい部分だけ貼り合わせた言葉を、その場その場の口先だけでぺらぺら喋る人間を舌先三寸というが、世界の各地へ出かけて行っては軽い言葉を垂れ流しまくっているこの男のおかげで、そのうち「舌先三寸」も万国共通語になるかもしれない。
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コメント
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アベシのポーズかも。「我が国では差別なんかないですから」と
言う演出なら馬鹿かどうかはどうでもよく、思惑に沿って
いるようにもみえます。
投稿: Takaishi | 2015年1月26日 (月) 19時39分